ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ 第4節(とりあえず雑感のみ)
関西学生春季リーグ 第4節 桃山大−大院大
4月24日(土)長居第2陸 12時 ピッチ並 晴 強風
桃山大 大院大
−−−−森−−東條−−− −−−笹垣−−成−−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−佐々木−−−−
大西−−姜−−井上−柳田 衣斐−橋垣戸−岡島−石櫃
尾崎−江添−−木村−重光 −−林田−上田−丸谷−−
−−−−−田中−−−−− −−−−−土屋−−−−−
王者、といっても昨秋は低迷した桃山大はDF・MFともライン状に並んだ4−4−2。全日本大学選抜でもレギュラーの主将江添(4年・玉野光南・特別指定)、木村(2年・広島皆実)のCBコンビは関西最強クラス。LB尾崎(1年・大分Y)RB重光(3年・明徳義塾)とクレバーなSBもいて関東勢に引けを取らないDFライン。快速SHを活かしたシンプルな攻めが予想されるが副島新監督の好みか意外と中でパスを繋ぐ。バネのある長身CF東條(3年・初橋)をポスト役に森(4年・草津東・関西学生選抜)がスピードを活かしたい。
1部復帰2期目の大院大は上田(1年・広島皆実)を余らせる3−5−2。ストッパーは小柄だが激しい守備で体格をカバー。ボランチ岡島(2年・清商)と橋垣戸(3年・G大阪・関西学生選抜)は激しい守備で相手を潰す。佐々木(4年・塩釜FC)がFK担当。FWは強靭な笹垣(2年・磐田Y)がポスト役となって下がったスペースを主将の成(4年・東京朝鮮)が突く。4年生は3人だけという若いチーム。
開始1分、空中戦のこぼれを東條シュート、右に外れる。初橋の田中先生が観戦しているためか、東條は気迫十分。3分、大院大・佐々木の右FKをゴール正面でフリーの上田が打点の高いヘッドを叩き込み大院大があっさり先制。佐々木の精度の高いキックはこの後も桃山大を苦しめる。桃山大はもう少し上田に抵抗したかった。序盤は互角のペース。大院大はボランチが実に激しく、次々とパスカットを狙う。失敗するとファウルで止めることも多い。DFの押し上げもあり守備はよく機能。攻撃では必ず笹垣がボールサイドに寄って起点になり逆サイドのWBがスペースを伺う形が徹底されている。桃山大も江添が笹垣を潰しに行くのでフィジカルに長けた両者の対決シーンが随所に見られる。クロスはFWを囮にボランチが狙うことが多い。桃山大は中で繋ぐ意識が強いがあまり選手の個性と噛み合っていないサッカー。また守備力も落ちている。今は「攻撃的なサッカー」への転進のさなかなのだろう。SHも快速を活かせず、止む無く東條にハイボールを入れるのだが、空中戦ではほとんど勝てず、桃山大は攻撃の形にならない。森がウイングプレーで打開を図る。14分、激しい守備を繰り返していた林田が東條に対するラフプレーで警告。19分、桃山大カウンター、大西が高速ドリブルで自陣から持ち出し森が左サイドを破りゴールライン際クロスもDFカット、さらにフォローの大西がファーに上げるがクリア。大院大カウンターから成が角度の無いところからシュートも右サイドネット。22分、ハーフ付近の競り合いで大西が相手の足を引っ掛けて警告。ワザとではなく、まあ止むを得ないもの。24分、大院大・石櫃のタテ突破を江添が止めてFK。佐々木のいいキックも何とか桃山大クリア。桃山大にいいキッカーがいないだけに佐々木のキックが光る。桃山大はキッカーを大西から姜に変えるがいいボールは飛ばない。中盤での潰しあいが続いた35分、大院大が両チーム通じて初のオフサイド。桃山大は終始ラインを押し上げていたのだが成・笹垣が思い切って裏を突かないのでオフサイドにはならなかったのだ。一方桃山大・森は駆け引きの上でオフサイドを免れている。39分、大院大CKで佐々木からファーの石櫃シュート、外す。決定機。44分、大院大、佐々木のパスをペナ外左で受けた笹垣が木村を体でブロックしながらノーステップで強シュート、わずかに左。決定機。ロスタイム、桃山大・東條のヘッドのこぼれを姜がロングボレーも上に外れる。ロスタイムタッチ際で尾崎に笹垣が後ろからのタックルで警告。無駄なイエロー。前半は0−1で終了。
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04月24日(土)
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