ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■Jユースカップ グループG C大阪−大分

Jユースカップ グループG セレッソ大阪−大分トリニータ
11月9日(日)南津守 14時 ピッチ良 晴 無風

C大阪               大分
−−−中山−−坂本−−− −小手川−吉良−河内−−
−−−−−日比−−−−− −三好−−−−−−石田−
−山城−−岡村−−前川− −−−−−福元−−−−−
田所−小野原楠本−宇佐美 尾崎−−東−−西澤−中川
−−−−−稲田−−−−− −−−−−西川−−−−−

C大阪はこの日4バック。森本がベンチにも入らず人材的に他の選択肢はなさそう。中盤はダイアモンド型で山城が大きく開くことが多い。山城・日比がドリブラー。長身坂本がポスト役。とにかく高い。ベンチはGK島並とMF玉中、長身FW武田の3人だけ。スタメンの平均年齢は17.27歳。勝てばグループ1位確定。

大分は4−3−3。GK西川(U−18代表)は全体的にレベルの高い選手で特にキックが素晴しい。ゾーンで守るが西澤がカバー役に回ることが多い。石田がサイドハーフ的、三好がボランチ的。小手川がウイング的、河内(U−18代表)がインサイド的。西澤はキックが正確。福元は身体的に強い。吉良は空中戦得意。平均年齢17.36歳。福岡に勝ち点でリードを許し、決勝トーナメント進出のためにはC大阪戦2試合で勝ち点3を上げる必要がある。そのため本来CB吉良をトップに上げるスクランブル布陣を最初から採用。

0分、大分・石田が中央から右ナナメ前に流れて受け、すぐに左ナナメ後方へ出して河内シュートも左に外れる。1分、中川のFKは吉良の頭にわずかに届かない。2分、C大阪も宇佐美の右クロスを坂本が空中戦に競り勝ちヘッド、バーを叩く。大分は徹底的に身体能力の高い吉良(183cm・73kg)の頭を狙うスタイル。放り込むボールの精度は高くはないが数多く入り、吉良の身体能力の前に小野原(180cm・73kg)もなかなか勝てない。左の小出川は宇佐美に対し積極的にタテに勝負していい形を作り、左の河内は技巧的で気の利いたプレーをみせ石田をうまく使う。福元や三好は競り合いに強く、福元は空中戦に圧勝、三好は小出川の後方を巧みにカバーするなどクレバーなプレーも光る。C大阪は徐々に下がらざるを得ない。大分は4バックのパス回しも早く正確。西澤の正確なグラウンダーパスやサイドチェンジが光り、C大阪のフォアチェックも効果が薄い。大分は元韓国代表FW皇甫官監督の指導の成果か、アタッキングエリアで積極的な選手が多く、C大阪は心理的に後手を踏んでしまった。10分、吉良が頭で落とし三好シュートも外れる。11分、大分・石田の右クロスは吉良に合わず逆サイドに流れる。これを小出川クロスも吉良の手前で楠本がCKへ逃げる。20分、中山巧みなトラップでマーカーを外し素早いシュート、枠ギリギリだったが西川キャッチ。21分、大分の左クロスに大外から石田が合わせようとするが岡村がよくカバー、体を入れる。23分、C大阪右スローインを受けた坂本が東(180cm・70kg)の寄せをもろともせず、体でブロックしつつ反転シュート、西澤ブロック。大分カウンターから吉良が頭で落とし河内ヘッドもDFに当たりクリア。さらに右スローインから吉良が小野原に競り勝ちクロス、CKへ。右CKのこぼれを河内拾うが前の山城をかわせずシュートにならない、がボールが目の前にこぼれミドル、外れる。C大阪は徐々にファウルが増え、大分は40m前後のFKを次々と得る。これをほぼ全て吉良目がけて放り込む。大分の得点もまさにその形から生まれた。33分FKで吉良が小野原に競り勝ち、三好に落とし冷静に右45度を流し込んだ。三好をフリーにしてしまったことがC大阪にとっては残念。35分、C大阪右クロスのこぼれを岡村左スミへの素晴しいミドル、しかし西川好セーブ。残り10分間大分は放り込み・クロス・CK・FKの競り合いからこぼれ球を迷わず次々シュート、ブロックされたり枠に飛ばなかったりとGK稲田がセーブするシーンこそないものの勢いに乗った攻撃を続けて前半終了。C大阪は自陣に張り付いて耐えるのみ。

シュート数7(2)対10(3)、サイドからのクロス4対5、CK1対7、GK6対1


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11月09日(日)
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