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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪 6回戦 三島−大商学園 関大一−芥川 阿武野−仰星
選手権ももう折り返しの6回戦、あと4つ勝てば全国となる。この日の布施高には高槻勢が3校進出しており、期待を込めて足を運ぶ。ラグビーで有名な布施工ではない。あまり強い高校でもないが、ここでは割とゲームが多い。近鉄八戸ノ里駅下車すぐ。今週末もまた快晴で、地平線近くはともかく、頭上には雲ひとつない。
校舎とグラウンドの間の道路には歩道橋が架かっている。道路はほとんど車が通らず、本来無用の長物だろう・・・・・・。下らないものに税金を使うな!横断歩道があれば十分だ。ここの教師は生徒にこんなつまらない交通法規を守らせているのだろうか?だがグラウンドを見下ろせるのでサッカー観戦にはもってこいだ。
第1試合は総体出場の清明学院−佐野戦。到着時点で2−0。完全に清明ペースで進み、さらに2点加えて完勝。FWが良く動く。全体に凄い、とか強いという印象はなく、サッカーも大味なのだが、気迫のこもったプレーでいいときの北陽を思わせる体育会系の迫力がある。ほぼ全員丸坊主なのも北陽みたいだ。総体予選で芥川の技術・組織を豪快に力でねじ伏せたゲームは圧巻だったが、こういうチームが勢いに乗って一気に選手権出場を果たすというもの。
高校選手権 大阪6回戦 三島−大商学園
11月1日(土)布施高G 11時10分 クレー 快晴 微風
三島 大商
−−−十八−−九番−−− −−−十一−−九番−−−
−−−−−八番−−−−− −−−−−十番−−−−−
−十番−−五番−−十五− 七番−六番−−五番−十九
七番−三番−−四番−二十 −−八番−三番−四番−−
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
名前の照合は後日に。大商学園の名前はさっぱりわからないし、今プログラムが手元にない。
ブロック第1シードの三島はコンスタントに大阪上位をキープしている。全国経験もある。今年のチームも強力なCF9番を軸に質の高い選手が揃った。高槻勢らしく細かい崩しが出来るチーム。
対する大商学園は元Jリーガー影山の母校でこちらも全国経験がある。今大会はノーシードから勝ちあがった。ただ近年の成績では三島に分があり、チャレンジャーの立場にあるといえそう。
序盤は大商が押し込んだ。しかし10分を過ぎると個々の技術に優る三島がペースを掴む。大商のプレスに対し、三島の選手はワンタッチ目で相手の逆をとり、ツータッチ目でショートパスを出して巧みに繋ぐ。ゴール近くではワンツーや細かいドリブルを交え局面打開能力が高い。大商はペナ付近でファウルをせざるを得ない。RH15番のファーへの正確なクロス、LH10番の細かい技術、CF9番のポストプレーといった個性もチームにマッチしている。大商は三島2トップに徹底したマンマークを仕掛ける策を採る。10番が自由に動き、技術のある11番を活かしたカウンターも面白い。しかし18分、三島はクロスに9番が左足シュート、こぼれを18番が押し込み先制。19分、三島10番のクロスに右から15番が巧みなコントロールでペナ内に入るところを大商が倒し、またもFK。カベに当たったこぼれを15番が拾って切れ込みクロス、惜しくも合わず。21分、15番の右クロスにファーで18番フリーのボレー、当たり損ね。25分、三島LB7番の突破を倒しペナ左コーナー付近のFK。ペナに入るところを倒すファウルは既に4つ目で、大商は退場者を出す予感が漂う。27分、15番の右クロスがファーへ、惜しくもクリアされるが、15番のファーへのクロスは5連続成功で素晴しい技術・視野の広さだ。さらに左CKから4番のヘッドはゴールネット上に落ちる。30分には10番の右クロスを9番が落とし18番のシュート、DFよくブロック。32分、大商の集中力が一瞬切れ、三島15番のスローインに18番がニアにダッシュ、あっさりワントラップで決めて2点目。両者の地力の差を考えると決定的な得点であった。33分、大商も8番の左クロスに9番がヘッドもGK正面。35分には三島が左クロスを18番が決めてハットトリック。40分には大商がペナ付近でまたもファウル、ついに6番に退場が宣告され10人となってしまった。
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11月01日(土)
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