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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪1回戦 大阪学院−槻の木 高槻北−勝山 天皇杯大阪 阪南大クラブ−G大阪ユース
前夜の雨でじわ〜と湿度の高く、日陰に立っているだけでも汗が吹き出す蒸し暑さの中、選手権予選の幕が切って落とされた。この日足を運んだ高槻北高校では午前中の2試合を観る。率直なところ勝敗は試合前から分かっている。でも私が高校サッカーに求めるものは勝負のスリルや金の卵の発掘以外に色々あるのだ。
第1試合に登場する槻の木高校は今年開校の全日制単位制高校で、全員1年生というチーム。監督は“日本のコリーナ”として知られ、国際主審として実績十分の奥谷先生。また、高槻市を含む学区唯一の単位制高校ということで好選手が集まる可能性もあるかもしれない。このゲームが歴史的な公式戦デビューとなる。対するは府内でコンスタントに上位に顔を出す大阪学院である。もちろん大阪学院優位であろう。学院は赤と黒のタテライン、背中にはフェニックスの文字、槻の木は緑に白の横ラインが入り、黄文字で「槻の木」とあるが見えにくい。両チームの区別もつきにくく、ゲーム中は何度も混乱した。
高校選手権 大阪大会1回戦 大阪学院−槻の木
8月31日(日)高槻北高校 9時30分 クレー悪 曇 無風
大阪学院 槻の木
−−−八番−−七番−−− −−−八番−−十一−−−
−−−−−十九−−−−− −−−−−十番−−−−−
−十番−−十四−−六番− −七番−−三番−−十二−
十七−十二−−五番−十六 二番−六番−−九番−五番
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
序盤から学院が一方的に押し込みハーフコートマッチとなった。SBもどんどん上がり、特に左の突破力ある10番と17番(モリヤ)が絡んだ崩しからクロスが次々入る。下がり目の14番は重心が低く、力強い守備から強いキックがあり、機を見てのドリブルで突っかけ、インサイドを支配する。GKも絶えず声を出し、DFの集中も途切れず槻の木はカウンターすら出せない展開となった。しかし守備では厳しいマークを続け、組織もしっかりしておりなかなか失点しない。やはり並みの1年生チームではなかった。しかし耐えに耐えた34分、14番の直接FKをGKが何とかはじいたもののコロコロ転がってゴールイン、ついに学院先制。ここで集中が切れ、ロスタイムには10番が決め2−0で前半終了。
ハーフタイムの練習では槻の木の部員は18人〜20人くらいのようだ。
後半学院は上手く入り、いきなり攻勢に出る。1分、14番の25mミドルが決まり3点目。ここで槻の木は身体能力の高いCB9番やハートあふれる6番、センスを感じるボランチ3番を中心によく耐えるが、学院も激しいフォアチェックで槻の木を自陣に釘付けにし、サイド攻撃を繰り返す。気迫も十分で槻の木は気圧されているように見える。また槻の木は当たりではまるで勝てず、相手にキープされては他の選手を使われ、振り回されるのみ。9分、8番の上手いドリブルからの右グラウンダークロスを10番がダイレクトで決め4点目。学院は7(ナガサキ?)、19(ヤマグチ?)、16→11、18,15と同じポジションに選手3人を入れ替える。31分には8番が後方からのパスを反転シュート、見事決まり5点目。その後も終始攻めた学院が順当に勝ち、2回戦に進んだ。
あ
高校選手権 大阪大会1回戦 高槻北−勝山
8月31日(日)高槻北高校 11時10分 クレー悪 曇 無風
高槻北 勝山
−−−十番−−九番−−− −−−十番−−不明−−−
−十四−−八番−−七番− −−−−−−−−−−−−
−−−−−六番−−−−− 十二−八番−−十四−七番
三番−四番−−五番−二番 二番−四番−−六番−十三
−−−−−一番−−−−− −−−−−一番−−−−−
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08月31日(日)
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