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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生春季リーグ 1−2部入れ替え戦 第2戦 近畿大−大教大
本来この日は淡路島までクラセン(U−15)を観に行くつもりだったが、どうもその気になれない。妙な義務感・使命感を持って観戦はしない、というのがポリシーなので、予定は取り止めにした。心の奥からサッカーが観たい気持ちが湧き出すからサッカーを観るのだ。前向きに観たくなければ観ない。そういうわけでサッカー観戦自体に関しては生まれてこのかた倦怠期など経験したこともないのだった。毎月一週は観戦に行かない週末を作ることにしているが5月は守らなかった。だからこの週末は空けておくことにした。早朝のコンフェデ観戦もあって朝寝坊。軽く朝食を取ってからさらに寝る。軽く昼食を取って散歩に出かける。頭はぼ〜としている。考え事だか妄想だか良く分からない脳内作業を行いつつ、行き先も決めずにただ散歩している、はずだった。しかし気がつけばサッカー場からの場内放送が・・・・・・。いつのまにか萩谷近くまで来ていたのだった。確か大学サッカーの入れ替え戦があるのだった。これも運命だ、観に行こう。

京産大−大院大戦は到着時には1−2と形としては接戦だが、先週の第1戦では大院大が4−1と大勝しているので事実上4点差がついており、ゲームとしては終わっている。案の定残り時間に次々とゴールが決まり結局1−5で大院大が圧勝した。初昇格の昨秋は直ちに2部に逆戻りとなったが、今秋はどうなるか?

さて、日本のサッカーを支えてきた柱の一つが教育学部を持つ大学である。大学サッカー界を引っ張るのみならず、数多くの指導者を輩出してサッカーの普及に大きく貢献した。、競技レベルに問題のあるアメフトを除けば、大学メジャースポーツの中ではサッカーだけが教育学部を持つ大学(その多くは国公立)がトップクラスにある。つまりそれだけ質の高い選手が入学し、情熱的にサッカーに取り組み、卒業後は教員・指導者として各地で活動している者が多い。この現実はサッカー界の将来にとって大きなアドバンテージとなる。ただ大学改編で教育学部が消えつつある流れは気になるが・・・・・・。仮に国公立大学だけで全国大会を行っても関東・関西以外は大きくレベルは落ちないのではないか?関西の場合、神戸大、大市大に続く存在が大教大である。



関西学生春季リーグ 1−2部入れ替え戦 第2戦 近畿大−大教大
6月21日(土)萩谷サッカー場 13時45分 ピッチ良 曇 微風

近畿大                大教大
−−−杉本−−浅野−−− −−−宮浦−−大北−−−
−−−−−江本−−−−− −−−−−長手−−−−−
−−石橋−藤原−小寺−− −−天野−稲垣−中田−−
寿−佐々木−−尾内−足立 大西−御神本−三好−金川
−−−−−花水−−−−− −−−−−菅野−−−−−

第1戦は大教大2点先制後に近畿大が3点返し大逆転勝ちを収めている。
近畿大はCFに片山(1年・G大阪Y)ではなく、CBもできる杉本(2年・初橋)を起用。RBは阿部(3年・G大阪Y)ではなく足立(4年・広島Y)。トップ下に江本(3年・G大阪Y)。確実な守備を意識した選手起用か。CBは長身コンビだが、大教大2トップは小柄なドリブラーである。

大教大は全体的に小柄。CB三好(4年・富田林)は170cm以下でスタメンに180cmを超える選手はいない。GK菅野(3年・長田)は反応のいいGKだがフリーの状態で時々ミスキックを犯す。マークはいったんついたらほとんど受け渡しはしない。逆サイドのMFが必ず下がり、確実に後ろに4枚いる守備。SHもほとんど引いており、事実上7−3のカテナチオである。稲垣(4年・三島)が多少当たりに強い。天野(4年・大手前)は細かいドリブルがある。長手(2年・V神戸Y)がエース格で唯一正確なキックとパスセンスを持つ。後ろの7人は技術が低く、まずパスをつなぐことはない。FWはドリブルを徹底的に仕掛ける。


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06月21日(土)
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