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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス参入戦 和北−三田学園 野洲ー奈良育英
前半シュート数4(2)対3(0)、CK数6対1、GK数6対4、クロス数3対2、ファウル数3対6、FK数1対0。奈良育英はゲームプランを変えようとしたが、押し込まれて守備が決壊する寸前である。これなら失点までの超守備的布陣で耐えて時間帯を見て攻撃に出た方がよかったのでは?と思った。一方で今期は奈良育英が県内での圧倒的強さから守備的なスタイルには耐えきれなかったのかもしれない。奈良育英もスーパーリーグで全国レベルを経験しているわけだが、公式戦で守勢に堪えきれなかったにはプリンスに出てない影響か?
後半開始。49分、野洲の高速パスワークから裏をB近藤が取り1対1もGK栗田ナイスセーブ。反応は素晴らしいキーパーだ。更にH山元ドリブルカットされる。いつの間にか(ハーフタイム?)奈良育英S細川義人が左サイドバックに。そしてB大野がFWの㉑澤田が右ハーフへ。57分、野洲H山元、N冨田→I村上魁、M近藤裕貴。奈良育英、右クロスにB大野がファーに届かず。決定機。58分、奈良育英スルーパスにB大野左シュート、GKナイスセーブ。決定機。右CK。直後にもB大野の落としを㉒紀平ループもわずかに上。この流れの間に決めておきたかったが、やらなきゃやられるのがサッカーの掟。64分、野洲の右クロス、ポジションチェンジの激しさ故誰が上げたかは分からなかったが、それを正面でH山元?が右足インステップボレー、決まって2−0。65分、野洲G林のスルーパスにI村上トラップシュートは右に外れる。奈良育英はまたしても寄せが甘くなり、また中盤とバックラインの間にスペースが出来始める。下がりすぎなバックラインと、攻撃したい中盤とのギャップが空き、野洲のテクニックを出させてしまっている。67分、野洲、中から突破、林がシュート、右に外れる。決定機。70分、野洲、右60度FK,I村上蹴るが右上に外れる。決定機。72分、G林のドリブルからI村上へ、ボレー決まって3−0。奈良育英は声を掛け合うが、具体的策でなく、戦術的な修正がないため、どんどん悪い流れに。75分、左クロスにF松井が合わせ4−0。79分野洲J山本→L徳田竣希。もはや奈良育英には走力も残っておらず、走らされたダメージが出てしまい、野洲の思うがままである。42分、野洲E安田に警告。繰り返し。45分、野洲I村上が中ドリブルからシュートはセーブ。決定機。結局4−0で終了。野洲は来季のプリンス昇格を決めた。
後半シュート数7(4)対4(2)、CK数2対1、GK数6対3、オフサイド数1対0、クロス数2対3、ファウル数5対6、FK数2対1。奈良育英はチーム作りで迷っているのかな?と。戦術を消化しきれず、寄せが甘くなったり、バランスが崩れたり。このスコアはこの試合に関しては力の差そのままだが、ポテンシャルの差ではないな、と。奈良育英が全国で戦うには守備的にならざるを得ない。そこで大柄な選手でゴール前を固め、数的優位を活かして激しく寄せるしかないのだが、寄せが甘かった。攻守に意志が統一されておらず、スタミナを無駄に消耗した。攻勢に出る時間帯もあり、加賀を中心とした攻撃力はなかなかだが、2次攻撃もなく、攻めが薄かった。とにかくこの時期どう戦うかが見えていなかったのは痛い。
野洲は村上がけがでなかったのは大きい。夏までと戦い方が違うが、原点の南米スタイルで、特に林が出色の出来で、村上が好調なら前線の打開力が全国でもトップレベルになる。守備も激しい寄せは見事だが、ロングボールには一抹の不安も残した。全国で圧倒的に支配できれば何とかなるが、守勢では厳しい。とにかくG林、H山元、I村上のアタッカーの連携を高めることだ。
10月11日(日)
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