ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382670hit]
■全国高校総体3回戦 立正大淞南ー草津東 久御山ー市船
立ち上がりから市船が飛ばす。いくらなんでもオーバーペースでは?と思うくらい飛ばす。E椎橋を中心に激しい当たりで中盤を制圧する。またバックラインもGK寺尾が安定していて指示も出せてハイボールにも強いという能力の高さ。そこから速攻でI永藤の仕掛けやL矢村の思い切りの良さなど、市船が踏み込んだ攻守を見せる。J工藤の右CKはファーでB古屋?ヘッド。左に外れる。決定機。8分、久御山I八田からM山本へ、つっかけて正面18mFK、M山本(右足短距離)とF和田(右足長距離)が構え、山本蓮狙うが壁に当たり、こぼれを自らボレーで上に外れる。決定機。今大会山本蓮のFKがイマイチ調子が良くない。市船もE椎橋のカットからF原が突っかけ左のI永藤が突破して左クロス、J工藤シュートはバー。決定機。14分、市船、J工藤からH高が左クロス、L矢村がシュート、決まって0−1。15分、久御山、右FK、クイックからM山本蓮が左のI八田へ中でカット。市船は猛烈なプレスでM山本蓮とI八田のドリブルを奪えないまでも突破は許さず、2人の間のパス交換にも食らいついている。久御山のパスの特徴はスローなことで、それによって相手を食いつかせて味方が空いたスペースに走り込むことだが、この日の市船はサッカーの常識に反してパスよりも早く走っているようにすら見えた。17分、市船、右45度40mFK、B古屋のキック、左に流れO杉山左クロス、J工藤が左上に外す。その後も市船の猛烈なプレスが続き、いくら2戦目とは言え、到底持たないだろうという勢いだが、ただこの日は若干涼しく、それも市船に追い風になったのかもしれない。そして久御山のドリブルはファウルで止め、M山本蓮が抜群の加速力で抜くこともあるが、I八田はキープから横へのドリブルで精いっぱいという状況である。33分、市船、左CK,J工藤のキックがニアで合いかけるがE椎橋のヘッドは左に外れる。椎橋は攻守に危険な選手。この時間帯、ようやく久御山がボールを回し始め、市船のチェックが後追いになってくる。そしてM山本蓮のスルーパス、F和田がトラップで浮かせて裏に突っ込むがゴールラインを割る。結局前半は0−1で終了。
前半シュート数2(0)対6(2)、CK数1対1、GK数5対3、クロス数1対3、ファウル数4対11、FK数0対1。
ファウル数からもいかに市船がファウルで潰していたか、そして普段はファウルする隙を与えない久御山が動けず、簡単にファウルを食らっていたかが分かる。久御山は3試合連続
先に失点を食らったが、状況は芳しくない。単純に残っている久御山と市船の走力の差がある。つまり市船は前半終了際まで走り続け、後半久御山がいつものように一方的に支配する雰囲気はなかった。2回戦までの内容なら、1点ビハインドでも楽観視できるのだが、このゲームに関しては楽観的ではない。何しろ市船のボランチは強力だ。
[5]続きを読む
08月05日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る