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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権奈良準決勝 奈良育英−香芝 高取国際−一条
3分、一条、左CKからG松室が競り勝ち、GK届かないが、右に外れる。決定機。7分、一条F岩尾のフリー右クロス、I草野の前でDFカット。さらに左クロスをJ渡場がニアで触るがGK正面。決定機。高取国際も右からの攻めからI井上ロング、左上に外れる。惜しい。一条も左クロスを跳ね返されたところをF岩尾ダイレクトボレー、ドライブ回転がかかり、上に外れる。決定機。10分、高取国際I井上ロングにワンタッチで方向が変わり、わずかに外れる。決定機。一条も廣田の左クロスがバー上をかすめ、GKが抑える。17分、一条J渡場がクロスをファーへ、A高岡に届かず。18分、A高岡に警告。フォアチェックがラフに入った。押しながら点を決めきれない苛立ちか。一条N田川→D。高取国際GK21高崎は空中姿勢が安定していて、運動神経のよさを感じる。無理目のボールに出て、きっちりパンチしている。27分、一条A高岡の右クロスをI草野、中でヘッド、左上に外れる。決定機。一条F岩尾ロング、上に外れる。惜しい。33分、カウンターから高取国際、J上田が中から右へ、N辻本が切れ込み左足シュート、枠を捉えGKの脇を抜けたところライン上でDFブロックに行くが、触ったボールはネット上に突き刺さる。1−0。場内発表はオウンゴールだが、完全に高取国際のゴールだと思う。高取国際、バックスタンドの控え部員・応援団のところに駆け寄る。そしてキックオフから一条が直線的に攻め込み、左スペースを突き、クロスにFWと高取国際GK21高崎が激突。しかしイーブンなボールだったため、ノーファウル。倒れている間も一条は攻め、L廣田のシュートがカバーに入るDF触るものの、ゴールに突き刺さる。こちらも場内発表はオウンゴール。しかし普通に廣田のゴールだったと思う。37分、高取国際I井上の左CKにF徳久がファーでヘッドも枠を外れる。決定機。42分、一条、右クロスをファーポスト際でI草野が蹴りこみ1−2。結局、残り時間もほとんどなくタイムアップ、一条が決勝に進んだ。
後半のシュート数は4対9と完全に一条ペース。高取国際は攻め気はあったが、力の差から押されてしまい、カウンターに活路を求め、先制したが、その喜びで集中が一瞬途切れ、痛恨の同点を許したことが惜しまれる。
一条は攻守の切り替えの早いチーム。この日は2年生がスタメンに7人並ぶなど若いチームで、今年成熟を迎えた感のある奈良育英相手に苦戦は免れないだろうが、伝統の堅守で耐えれば勝機は出てくる。奈良育英はサイド攻撃が強力なので、一条のフラットな守りが崩される恐れがある。それを防ぐ意味でも香芝のような寄せの甘さは通用しない。全国レベルの強いチームというのは、局面で激しく戦えるチームだ。全国常連の一条にはそのあたりを期待したい。
10月30日(日)
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