ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4470297hit]

■高校選手権2回戦 東海学園−神村学園 広島皆実−水口
水口は4−1−4−1ではあるが、右のインサイドハーフのG岡が実はエースで上がり気味で左右アンバランス。これに広島皆実は気づくというか対応するのが遅れてむざむざ劣勢になってしまった。センターフォワードH池口が表立ってのエースで馬力があり、上に記載した通り、大会プログラムでは体重69キロだが、報知高校サッカーでは62キロになっており、なんと過少申告している。フィジカルコンタクトで勝っていたし、62キロが嘘ということはすぐに気が付いた。水口はこの二人を前面に押し出して、敵陣に蹴り込んで押し込む。サイドもE鈴木など、ドリブルに積極的姿勢を見せる。これに対し広島皆実は水口よりもはっきり上手い。それは言えるし、パスをつなぐのだが、仕掛けられない。決断をしない。春に観た時にも回し続けて相手がばててから倒しに行く、という印象のチームだった。しかしフットボールは必ずしもロジカルなだけではないのだ。水口の未熟な狂騒ともいうべき熱気に飲み込まれて逆に広島皆実の方が消耗したように思える。絶えず裏を狙うH久保田をトップ脇でピッチ内で一番うまいI野村がもっと使えば、と思ったが、勝負パスをあまり出さないのがチームのスタイルだから。
さて、試合は7分、水口が右で得たフリーキックを左サイドバックD林が左足で入れて中のこぼれをC山本蹴り込み0−1。12分、左ハーフE鈴木が仕掛けて右足左クロスにG岡が飛び込みヘッド、0−2。28分、広島皆実H久保田が裏を取り倒されてPK。これを自ら決めて1−2。前半は1−2。
後半も水口が流れをつかみ、手の内がばれた感があってG岡がトップ脇的なポジションに上がる。広島皆実が精神的に受け身なのはなぜだろう?メンタルコントロールに失敗?そして54分、H池口からのスルーパスがJ重田に通り、1−3と突き放す。広島皆実は回すものの水口も足が止まらず、最後まで広島皆実に猛攻の時間は訪れなかった。悪くはないし、自分たちのスタイルも出せてはいる。しかし首をひねる内容のまま、1−3で水口が勝利した。

水口の卯田監督はまだ26歳。この若さで一国一城の主で狙い通りの采配で全国で勝てたら最高だろう。双方戦力的には互角か若干広島皆実に分があるだろうが、采配で勝ったゲームだった

12月31日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る