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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体奈良予選男子決勝 一条ー奈良育英 女子決勝 奈良育英ー登美ヶ丘
後半開始。いきなり奈良育英7番の右クロスを15番に流れてシュート、外れる。この試合初の決定機。43分、登美ヶ丘、またもリベロ10番が攻め上がり右CKゲット。ファーに流れ8番押し込めず。47分、登美ヶ丘GKパントキックが伸びず奈良育英10番へ、ミドルはワンタッチ、右CKへ。これは逸機。左フィード、15番抜け出しシュートはGKに当てる。決定機。奈良育英7番→19番。そのまま右ハーフ。51分、奈良育英11番ポストプレーから10番右クロスも登美ヶ丘14番が絞って防ぐ。登美ヶ丘の両サイドバックはかなり守備的。給水タイム。登美ヶ丘10番のオーバーラップが影を潜めている。58分、奈良育英右パスを15番ハンドも主審見逃し。左CKで19番足を痛める。2番の左CKはクリア。登美ヶ丘6番→4番。左ハーフ。登美ヶ丘も10番のFK、放り込みは奈良育英クリア、カットした8番、ドリブルもGKクリア。登美ヶ丘13番→5番。FW。奈良育英10番の右FKの際、登美ヶ丘の要の8番が足を攣っている。10番のシュートは正面。登美ヶ丘はずっとシュート撃ててない。登美ヶ丘8番→3番。ボランチ。8番は足を攣っただけでなく、痛めていたし、下げたくはないだろうが仕方なかった。しかし要の選手を失い、シュートも撃てず、登美ヶ丘は絶体絶命である。70分、登美ヶ丘10番が時間帯をみた切れ込みで裏に出すがオフサイド。結局0−0でタイムアップ。

後半終了。シュート数4(4)対0、CK数2対2、GK数0対4、オフサイド数0対2、クロス数3対0、ファウル数9対4、FK数1対0。このまま延長に入るが登美ヶ丘は10番の上がり以外勝機を見出せそうにない。

10分ハーフの延長3分、奈良育英8番裏に、登美ヶ丘2番スライディングタックル。7分、登美ヶ丘10番の左CK右足はミスキックこぼれを入れるがオフサイド。11分、奈良育英右CK2番のキックが10番に、撃てず。延長前半終了。

後半、登美ヶ丘がはっきり布陣を変える。↓

登美ヶ丘
−−−五番−−七番−−− 
−−−−−−−−−−−−
四番−三番−−十番−十一
十六−九番−−二番−十四
−−−−−一番−−−−− 

守備を2番に任せ10番を上げて奈良育英の中盤を封じる策か。

延長後半4分、奈良育英10番スルーパス19番左シュートはブロック。完全に登美ヶ丘はPK戦を意識している。しかし延長後半8分、奈良育英、左CK2番のキックを10番落とし8番右隅に押し込む。1−0。この時間帯、登美ヶ丘10番も痛んでいて、PK戦以外の選択肢はなかった。結局奈良育英は優勝した。

走力で奈良育英が上回った。基本的に一部の選手を除いて一芸選手なのだが、長所を組み合わせてチームを作っている。10番と14番の支配力が最終的に登美ヶ丘のスタミナを奪い、キャプテン2番がラインを上げたこともあって、登美ヶ丘に繋ぐスペースを作らせなかった。登美ヶ丘は8番が中盤でスタミナを削られ、10番も前半のオーバーラップで決められないうちに上がるスタミナを削られた。FW陣の素材の差が勝負を分けた気がする。登美ヶ丘10番はカリスマ系のキャプテンで、一番輝いていたが、裏を返せば登美ヶ丘が10番に依存していたということでもある。

奈良育英は近畿大会では八幡商クラスあいてならいい勝負になるのではないでしょうか?そのくらい力をつけた。

06月07日(日)
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