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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権2回戦 宇治山田商ー開志学園JSC 静学ー佐賀東
静学はマンマーク気味の3バック。高校サッカーが4バック主流の時はゾーンの3バックをトルシエより先に導入し、3バックが増えると4バックに、そして今高校が4バックが主体になると、今度はスイーパーを置いた3バックにするなど。静学は世間の流れの逆を行く線s術を導入する印象がある。マンマークと言っても、流れを切れば両ストッパーは元のサイドに戻るが。立ち上がりから静学が巧みなボールテクニックで佐賀東を翻弄する。ヒールリフト多用のトリッキーなドリブル。相手の鼻先を抜けていくような逆をつくパス、細かい局面の打開力と個々の能力差は歴然としている。佐賀東はパワフルだが、当たらせてもらえない。I名古は圧倒的なテクニックでトップ下の位置から仕掛けて崩す。M薩川・G旗手の両サイドも中に突っかけ、タッチライン際から大きく離れる。佐賀東では川内がセットプレーを任されるキック精度とキープ力があるが、囲まれては何もできない。K川口はロングスローあり。16分、I名古のミドルは右に外れる。23分、佐賀東、左70度25mFK、F井上のキックは壁に当たる。27分。静学I名古が左スローインから突っかけてPK獲得。これをクッキアイオで決める。1−0。29分、G旗手が左から突っかけ中のM薩川へ、これを決めて2−0。31分、左CKでI名古のキックが中にこぼれB光澤が蹴り込む。3−0。正直この時点で勝負あったと思った。静学のテクニックの前に佐賀東はなすすべなく抜かれ続け、激しい当たりもなく、対策らしい対策がない。というよりもチーム内で何かあったのか疑うほどの出来である。名門・佐賀東だけに普段ならテクニック封じのノウハウは持っていると思うのだが、精神的に集中できていない感じがあった。37分、静学M薩川に警告。繰り返しかと思ったら遅延行為のようだ。結局前半は3−0で終了。
シュート数7(4)対2、CK数3対2、GK数0対6、クロス数5対1、ファウル数8対6、FK数0対1。
ハーフタイム、佐賀東J福田→R中原貴志、㉔田中翔→Q小川幸希。しかし後半も静学の流れ変わらず。42分、左50度30mFK、I名古から㉒後藤が狙うも外れる。47分、H本藤左突破もシュートはブロック。49分、静学左突破からD加佐がシュート、左に外れる。決定機。ストッパーが上がるところに静学の攻撃意識の高さが感じられる。52分、佐賀東E新村→M馬見塚。53分、静学㉒後藤から左のG旗手に出て高速ドリブルから切り返しシュート、決まって4−0。56分、静学G旗手→F中澤史伝。61分、B光澤→㉑石井琢巳。63分、バックパスにH本藤詰めてシュートはブロック。69分、I名古が仕掛けてシュートはブロック、右CKへ。名古が入れてM薩川シュートは外れる。66分、静学H本藤→㉗渡邉彰太。69分、静学、㉒後藤の左CKを㉑医師がファーで合わせて5−0。71分、静学I名古のカットから左のM薩川へ、シュートは上に外す。超決定機。72分、静学M薩川→E荒井大。75分、静学J加納が左でキープから突破してE荒井へ、これを決めて6−0。79分、佐賀東G野口→N砥綿涼丞。結局6−0で終了。
後半シュート数は11対0、CK数5対0、GK数3対7、オフサイド数0対1、クロス数5対2、ファウル数4対2、FK数1対0。あまりにも佐賀東が悪すぎた。まるっきり無抵抗で敗れたように見えた。この負け方はダメでしょう。静学が良かったのはあるが、ファウルしてでも止めて流れを断たないと。全国ベスト4時に佐賀東を観ているだけに。こんなもんじゃない感がありあり。
入場者数5000人。
公式記録
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01月02日(金)
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