ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミア参入戦 前橋育英ー履正社 大宮ー仙台
17 縄靖也
26 佐々木匠
FW 11 小山亮樹
19 吉田伊吹
大宮は白地のユニにうすい背番号で判別しづらい。ユニフォーム規定には背番号ははっきり判別できるように、と書いているはずだが、こういうチームは選手の判別が困難だから感情移入しづらく、自ずと判別の容易い仙台目線となる。
立ち上がり、専大が猛烈なプレスを掛ける。全体に小柄で当たり負けする感は否めないのだが、運動量豊富でFWからしつこく追いかける。対する大宮は1ボランチレフティーのC小島を中心に後方で大きく回す。そして一気にサイドバックが上がり攻撃のスイッチが入る。しかし戻さざるを得ない展開が続く。仙台は中盤のプレスが激しく、特にトップ昇格の決まったG茂木(もてぎ)の運動量とボール奪取能力が光る。低重心で寄せるので、体格のいい大宮からも奪える。また寄せ方が細かいステップでスッと寄せるので、一瞬で寄せるかのような気の抜けない危険性がある。攻撃面でも能力が高く、上がってからの大胆なプレーも光る。仙台ユースは昇格基準が厳し目なので、間違いなく能力の高い選手だ。I小林は変化をつけられるテクニカルな選手。キープ力があり攻撃の中心。レフティーの左サイドバック㉙相原の上がりを活かせて、また相原を囮に自らも仕掛ける。㉖佐々木はシュートに持ち込む迫力がある。大宮はまあ小島が中心のチームだが、ここにプレッシャーがかかるのでサイド、特に左サイドバックK笹野がガンガン上がり、仕掛けようとする。しかしフリーになれない。J川田はなかなか早い。GK後藤は後方から声でコントロール、ビルドアップに活躍し、バックラインの組み立てに声で参加。ボール支配としては大宮だが、後方でのキープという感がぬぐえない。5分、仙台㉖佐々木、左フリーから仕掛けてシュートはカット。8分、仙台スルーパスにG茂木が飛び出し左足ミドル、左上に外れる。いい飛び出し。12分、大宮L藤沼が角度のないシュート、左に外れる。19分、仙台、中央で㉖佐々木が受け、左45度ペナやや入ったところ、いわゆるデル・ピエロゾーンでI小林が右上隅に巻くビューティフルシュート、決まって0−1。25分、仙台左サイドバック㉙相原がカットしたところを倒されFK。左70度30mFKをG茂木狙うが左に外れる。なかなかにキック精度がいい。30分、仙台R吉田がいいターンから抜け出しかけるがカット。仙台はいつの間にか守備時にはI小林が下がって5バック気味になっている。大宮としてはサイドを使いたいところだが、スペースがなく、無理に放り込んでも中が足りない。Jリーグのトレンドが5バックなのに、高校生だと極端なまでに4バックのチームが多くて、正直どうかと思っているので、これは勝つ為にいい選択肢だと思った。あるいは小林の自主的な判断か?37分、仙台、右60度30mFK。これをG茂木が左足で狙うがGK正面。両足でFKを狙えるのか?凄いキック精度だ。41分、仙台㉖佐々木の左CKをクリア。今度はG茂木の左CK。大宮はゾーンで守り崩せず。44分、大宮正面40mFK、右で競り勝ち落ち込むが、競り勝ったシーンが仙台の選手ののしかかったためファウルでゴール取り消し。結局前半は0−1で終了。
シュート数2対6(3)CK数2対1、GK数4対2、オフサイド数2対1、クロス数2対0、ファウル数7対5、FK数2対2。明らかに仙台ペースだった。
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12月15日(月)
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