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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第2節 大産大−桃山大 びわこ大ー大院大
GK 41 田中大貴 1年 香川西
DF 28 熊田瑠偉 4年 ウィザス
MF106 吉見僚太 1年 大阪桐蔭
14 桑島良汰 4年 帝京
83 河合秀人 3年 京都橘
FW 17 勝矢佳祐 4年 大阪学院大学高
33 西田康貴 3年 ガンバ大阪Y
関西の大学サッカーでは近年背番号17が特別なものになっている。もともと立正大淞南のエースナンバーが17番で出身選手が関西学生リーグで活躍し、17番をつけているからだ。最初は阪本(関大、もとびわこ草津)からだったと思う。そして金園、松田力の流れを受けて、今年のびわこ大はやはり立正大淞南時代に高校選手権で大活躍した加藤が17番をつけることになった。
この試合のポイントはその加藤と大院大のルーキー長谷川のサイドのせめぎあいだ。長谷川は昨年、高校選手権兵庫大会で左ハーフの位置からゴールを量産し、一躍話題になった選手。前線への飛び出しには定評がある。しかし加藤に引っ張られ下がるようでは苦しい。そして6分、E中村からのロングパスにP加藤がバックラインの裏を取りB小見をブロックしてゴールに流し込む。1−0。びわこ大は㉗竹内がいい踏み込みを見せ、大院大のアタッカーを潰しまくる。長谷川は中に入ってゲームを作りつつ飛び出しを狙い、加藤ともある程度渡り合うが、解りやすく言えば、マンチェスター・ユナイテッドの香川と同じというべきか、中に入っても左サイドバックが上がれず、味方ともゴールイメージを共有できていない。そしていったん奪われると加藤のケアに下がらねばならず、無駄に運動量を消耗している。㊹井上は身体の使い方がうまい。64當瀬はスペースに流れてチャンスを作る。13分、右CKからN藤代ヘッドも上に外れる。16分、びわこ大、左CKをニアでそらすが右に外れる。決定機。N藤代はややパワー不足か。それを判断の良さで補っている。E久川は正確なキックがある。19分、大院大F望月ミドルは上に外れる。望月はレフティーで中学生時代は中村俊輔みたいな右ハーフになるのかと思ったが、中村と違ってタテ突破からの右足クロスが全くないので、必ず中に持ち込む。つまりプレーの幅が広がらなかった。一方で戦える選手でもある。21分、大院大、F望月の左CKをN藤代がファーでヘッド、決まって1−1。この時間帯大院大85長谷川はプレーが読まれ簡単に潰されるようになった。しかし26分、長谷川から㊹井上へ絶妙スルーパスが通りペナ内に侵入するが潰される。28分、大院大E久川から85長谷川にスルーパスが通り切り返しシュートもセーブされる。しかもその前にオフサイド。39分、びわこ大E中村に警告。ラフ。この時間帯潰し合いが続く。41分大院大B小見に警告。遅れてタックル。結局前半は1−1で終了。ファウル数12対5が特徴的。つまりびわこ大のプレスが機能している。シュート数は3対4。
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04月12日(土)
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