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サッカー観戦日記
by T.K.
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■女子インカレ2回戦第1試合 4試合つまみ食い観戦
14 古木愛佳 163/45 92/02/26 4年 大阪桐蔭
39 上野愛里 162/57 93/04/19 2年 神戸フットボールクラブレディース
FW 16 加藤正美 156/50 91/05/27 4年・主将 岡山県作陽
38 長田紗季 160/50 93/04/04 2年 常葉橘
交代出場
10 矢次亜佳音 160/48 93/01/14 3年 山口ウイングス
26 藤江紗樹 155/50 93/07/14 2年 神戸フットボールクラブレディース
新福大 監督:秋山隆之
GK 1 佐藤智奈美 170/60 93/05/27 2年 日本航空高校
DF 2 目黒真里奈 158/48 93/04/30 2年 アルビレックス新潟レディースU−18
3 比嘉ちなつ 160/53 93/08/02 2年 沖縄県立美里
5 堀越香央利 154/52 93/04/30 2年 朴沢学園明成
6 菊地優花 158/50 93/04/06 2年 山形城北
MF 4 今井唯 158/47 93/08/20 2年 前橋育英
7 甲斐そらみ 155/50 93/06/07 2年 鳳凰
8 関根歩美 164/49 93/07/31 2年 前橋育英
9 吉永結希 162/48 93/09/30 2年 前橋育英
FW 10 高橋美夕紀 162/58 93/10/07 2年 千葉学園
11 深沢美希 154/48 93/11/30 2年 千葉学園
24 高橋綿子
20 山谷瑠香
19 山里ありす
武庫女大では杉山公美にはU−15代表経験あり。田中あづさと上野愛里と藤江紗樹はU−15NTC経験あり。新福大では甲斐そらみと高橋美夕紀が大学生主体の13年日本女子選抜に選ばれている。しかしNTC経験者は一人もおらず、エリート選手を集めたわけではないことが分かる。
到着時1−3。ただし隣のピッチで聞いていた歓声から0−3だった状態から武庫女大が1点返した直後のようだ(公式記録で確認)。新福大B比嘉は素晴らしいキック力で攻撃の起点になる。しかも守備まで安定している。武庫女大O加藤は小柄ながら力強いプレーで起点に。しかし新福大のプレスはなかなか強烈で、グラウンダーのパスはつながらない。
F甲斐は左足で柔らかいパスを出す。I高橋は後方からの難しいパスをピタッと止める。S山谷はスルーパスのセンスがある。E菊地は高速のカバーリングあり。新福大は個々の能力の高さが目立つ。しかも組織としても連動した守備が出来ていて、実に強い。これで強化開始2年目というのだから恐れ入る。後半34分、武庫女大が押し上げた新福大のバックラインの裏をオフサイドギリギリで矢次が取って抜け出し1対1を決める。2−3。武庫女大は田中と杉山のCBコンビが高さにはめっぽう強く、どうやって3失点したのか分からない。記録を見るとゴールキックを拾われたり、FKのこぼれだったりするので、事故みたいな失点なのだろうか?F深尾は正確なFKを蹴る。結局武庫女大の追撃及ばず、2−3で新福大が勝った。
関西女王でシード校が北信越代表に負けて不甲斐ないとか結果だけ見て思う人もいるかもしれないが、新福大は強いんですよ。鬼のようなプレスがあって2失点したけど相手の自由にさせない。攻撃面でもショートカウンターだけでなくつないで崩せるし、吉備国大が頭角を現したときを思い出させる。極めて有望な新興チームです。
公式記録
結局第1試合はシード4校が全滅。まさに混戦になりつつある大学女子サッカーの現状を反映した結果となった。数年前まで関東勢と大体大と吉備国大だけが優勝圏内だったのが、いまや地方勢でも関東勢と渡り合えるし、静産大、新福大、IPU、徳山大も全国制覇が狙えるレベルだ。仙台大も普通に通用している。あとは北海道と九州だけだな。地方では高校のほうが大学より強いと書いたが、今ではほぼ大学のほうが強い。北海道と九州、それに異常に強い常盤木のいる東北くらいかな?
12月27日(金)
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