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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンス参入戦 履正社−郡山 近大新宮−神国大附 比叡山−立宇治
4分、比叡山、右CKを6番が蹴り、ニアで11番がそらす。決まって1−0。5分、キックオフ直後のバックパスを比叡山10番がカット、1対1を決めて2−0。比叡山は5番が快速。10番がアイディア豊富なテクニシャン、7番がクレバーで周囲がよく見えている選手。個人能力で目立つのはこの3人くらい。立宇治のほうが個々の能力では明らかに上。12分、立宇治27番左クロスが18番に入るがオフサイド。立宇治は両サイドの能力が高い。13分、立宇治、44番がミドル狙うもブロック。直後に比叡山は9番のスルーパスに5番が右を抜けて左足でカーブをかけたシュート、キャッチ。決定機。20分立宇治、50番→59番がFWに入り、54番が右のハーフに。59番は体が強そうなFW。31分、立宇治、18番の左クロスを59番ボレー、決まって2−1。36分、比叡山、9番の左クロスを5番ワントラップシュートもブロック。37分、立宇治54番→79番。そのまま右のハーフ。比叡山は相手コーナーをゾーンで守る。クレバー系のチームによくあること。41分、比叡山、左利きのLB6番がアーリークロス、11番が大外でボレーも外れる。結局前半は2−1で終了。
シュート数8(4)対5(4)、CK数4対1、GK数2対7、クロス数5対4、ファウル数7対2。比叡山が巧みなゲーム運びを見せる。しかし立宇治の能力から言ってまだまだわからない。
ハーフタイムで立宇治16番→82番。右SB。立宇治、ロングボールの放り込みから59番落とし18番左へ回り込んでシュートも右に外れる。決定機。15分。比叡山、2番の持ち上がりからスルーパスが5番にとおりGKと1対1、しかしシュートは足でセーブ。超決定機。17分、立宇治RB82番が右を突破、強引に個人能力で抜けてクロスを59番が決めて2−2。セオリーを吹き飛ばす能力差が出てしまった。19分、比叡山9番→18番が右にハーフへ、11番が左に回る。ちなみに11番はレフティー。20分、立宇治59番シュートはバー。決定機。23分、比叡山、スルーパスに10番抜け出し左からGKと1対1を右隅に決める。3−2。10番は足元に受けるプレーと飛び出してスペースで受ける動きのバランスが素晴らしい。26分、比叡山5番、足裏タックルで立宇治5番を倒し警告。27分、比叡山10番→19番、立宇治6番→62番。比叡山の10番は戦術上の要だが、体力消耗の激しさからか?30分、立宇治5番に警告。オフェンスファウル。立宇治18番→34番。33分、立宇治、右クロスを比叡山GKパンチも27バンドフリーシュートは上に外れる。決定機。33番、比叡山5番→22番。34分、比叡山7番鋭いスルーパス、8番が右を抜けてクロスに11番流し込むだけ。4−2。5番も10番もいないこの時間帯、比叡山で一番怖いのは7番なのに、みすみす決定的なパスを許した。比叡山の2トップは快速で徹底的に裏狙い。比叡山は8番→16番。運動量を補強して逃げ切った。
両者ゲーム運びがまずかった。比叡山は2点リードを追いつかれたし、立宇治は個人能力が低いという比叡山の弱点を徹底的につけなかった。1対1なら全部仕掛けてもいいし、FWにどんどん当ててもいい。とにかく早めに前線に送るべきだったと思う。サッカーは駆け引きのスポーツ。相手の弱点は徹底的に突くべきだ。レベルの高い高校選手権京都予選を勝ち抜く力はある。しかし忘れてはならないのは京都府リーグ1部の優勝は京都橘B。繰上げで立宇治が参入戦に出場できたということだ。ライバルは手ごわい。この日みたいに真っ向勝負だけではどうにもならないだろう。
比叡山は決定戦で神戸弘陵に敗れ、プリンス昇格はならなかった。とはいえ、滋賀を勝ち抜く力はある。今後が楽しみ。
10月12日(土)
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