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サッカー観戦日記
by T.K.
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■兵庫ユースサッカー大会 JFAアカデミー福島−レッドブル・ザルツブルクU−18 FCシャルケ04U−18−ヴィッセル神戸U−18
やはり体格差は歴然としている。円陣での声量の差も大きい。エンジンが終わるまでレフェリーがセンターライン延長線上手前に集まってしゃべっているのには違和感がある。円陣が終わってからネットをチェックに行き、選手を2分くらい待たせてキックオフ。
入りはシャルケが抜群にいい。すぐに11番から10番へ、届かず。決定機。更に神戸のバックパスを11番カット、左に出し6番シュート、吉丸が足でセーブ。超決定機。あたりの強さとタテへの素早い判断で圧倒。サッカーの基本は「ボールを持ったら一直線」だ。簡単にロングボールが通らないから横パスをつなぐし、ロングシュートする隙も、ロングボールにヘッドでシュートに行くチャンスも少ないから回りくどく攻めるのであって、単純に攻められるならそうした方がいいに決まっている。その原理原則をシャルケは分かっている。7番は快速で山口でも止められない。タテだけでなくどんどんカットイン。山口は同年代ではこのレベルの選手と対峙したことがないのではないか?6分、シャルケ、ペナ内からシュート、吉丸よくはじくもこぼれを11番蹴り込みシャルケ先制。1−0。8分、シャルケ、7番がいい加速で持ち上がり、山口をひきつけて14番が右スペースへ、クロスに11番オーバーヘッドが炸裂。2−0となる。しかしこの辺りから神戸がペースを握り始める。下級生CBコンビがロングボールに慣れ、適切な対応をとり、中盤でも回し始め、表原が持ち味のテクニックや身体の切れを発揮し、ターンで前を向き、仕掛け始める。しかしシャルケも引かず、中井のパスをカットし7番が裏へ、ブロック。19分、神戸、左45度、25mFKに加古(右足)と山口(左足)が構え、壁の作りが甘いと見て、加古が強烈な右足弾丸FKを左隅に決める。2−1。この強烈なキック力をフィードに生かせないものか?山川は技術がしっかりしたCBで頭も良く、相当な逸材と見た。シャルケの10番は相当上手い。7番とのコンビは脅威だ。21分、シャルケ7番に警告。アフター。しかしハートを感じるプレー。双方ハートがむき出し。最初はおとなしかった神戸もシャルケにむき出しの闘争心を引き出されている感じがある。29分、神戸・表原がターンからスルーパスをJ松井決めるがオフサイド。表原はテクニックも切れもあり、戦っていて、スパイクのソールでトラップしても真下ではなく微妙に前にコントロールするなど、フットサルの経験もあるのではないか?テクニックが多彩かつ実用的で面白い。シャルケ2番はタックルが深く守備がしっかりしていてJ松井を良く封じている。E大森からJ藤本へのスルーパス、クロスをカット、こぼれをシュートも上に外れる。42分、シャルケ14番→12番。ケガ。43分、神戸、左70度30mFK、山口(左足)と加古(右足)が構え、壁も警戒するが、加古は虚を突いて中に転がるパス戻してシュートもブロック。決定機。45分シャルケ6番が左クロスに見せたシュート、セーブ。結局前半は2−1で終了。
シュート数5対6、クロス数2対5。立ち上がりこそシャルケペースだったが、2点入ってからは神戸が慣れて支配。大森は立ち上がり技術を発揮できず、潰されまくったが、ボールの受け方を工夫し、中盤の構成に貢献。キャプテンマークつけるだけはあった。中井は良く拾った。それと神戸はインサイド3人の距離が近く、常に相手を2人がかりで見られる状況を作った。表原はトップ昇格狙えるんじゃないでしょうか?屈強ではないが米澤はターンが鋭い。
ハーフタイムでシャルケ10番→9番。ケガじゃないし、キーマンなので、9番に経験を積ませるための交代でしょう。
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03月28日(木)
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