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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第1節 阪南大−京園大 関大−大体大
関大のスタメンはほとんどアンダー代表経験者。4年生は磐田入り内定が発表された櫻内だけだが、個人能力では相手を圧倒しているのは明らか。3分、関大、サイドチェンジで櫻内が出て、相手GKの中途半端な飛び出しを見てシュートも上に外れる。決定機。8分、大体大、タテ一本に山口が抜け出しシュート、ブロックしクリア。立ち上がりからボールを回し、バックラインからの正確なロングボールを交え、中盤インサイドの3人がポジションを入れ替えながら回す。田中が下がり目で捌き、岡崎がどんどん上がって行き、和田がシャドーの位置だが、下がって受けることもある。対する大体大はロングボール主体で186cmのCF脇目がけて蹴る。脇はデカイだけでなく、スピードもあり、小松塁を思わせる。技術的にはイマイチで、ボールは収まらないが、デカイCFを愛する大体大らしい選手。全体的にガツガツ当たり、関大のパスを寸断しにかかる。関大は大きな展開で交わそうとするが、サイドも突破できず、両サイドバックの激しいアップダウンも無駄走りになってしまう。15分、大体大・田上が左で1対1も櫻内に切り返しを読まれカットされる。27分、関大。海田に警告。これで得た大体大・右FKを馬場が左足で蹴りに行く。33分、関大・岡崎が左CKを右足で蹴るがチャンスならず。直後に大体大・田上がいいドリブル突破、中央からシュートも弱い。田上のスピードとテクニックはなかなか。37分にも大体大は田上が左を突破、山口がニアでボレーもGK金谷セーブ。決定機。終了間際、和田から左の都並に展開、左クロスをGK安定感ある空中姿勢でキャッチ。前半は0−0で終了。

関大はおそらく指導方針で、パスなどの決め事が少ない。そのため大体大の組織的なプレスをかわせず、シュート数2対4と双方チャンスを作れない前半となった。ポジションチェンジにも大体大は惑わされず、バランスを保つ。小椋と寺岡の正確なロングフィードも、大体大DF陣が競り勝ち、チャンスにならない。関大の選手はほぼ全員がプロを狙えるレベルなので、こういう試合も自力でモノにしていくしかない。ただ、開幕時点でのチーム力は高くない。

後半3分、関大カウンター、右を奥田が疾走、クロスに長駆走りこんだ田中が至近距離左にフリーで飛び込むが外し、しかもオフサイド。超決定機。5分、岡崎が裏に飛び込み、半身で受けシュートも大体大DFブロック。決定機。7分、関大櫻内の右クロスがこぼれて岡崎ボレー、上に外れる。決定機。10分、大体大・山田→小竹。山田はよく頑張った。関大のパスワークを寸断した功労者だ。12分、関大、自陣で櫻内が正確なロングフィード、奥田がラインギリギリで駆け引きし、菅原の右に体を入れてブロックし受けて突っ込みシュート、決まって1−0。ちなみに場内発表は寺岡のアシストだが、公式記録で訂正された。関大の流れだったが、飛び道具で決めた感じ。しばらく潰しあいが続く。22分、大体大・脇が起点になり、山口へ絶妙のパスを出すが、コントロールが大きく、シュートできない。右に流れてクロスをニアで脇シュート、右に外れる。決定機。24分、関大・和田→安藤。27分、関大、左80度35mFK、岡崎が狙うがGKへ。31分、大体大・脇が足を攣る。32分、大体大・廣岡ミドルも正面。32分、大体大・脇→稲浦。山口がFWへ。守備に力を割かれ、前線との距離が開いていたので、山口の突破力を生かす狙いか。長身CFがいなくなるのはパワープレーが弱くなるのでつらいところ。田上もスタミナがなく消えている。一方で櫻内が攻めあがる機会が増え、関大ペースが続く。39分、大体大・田上が久しぶりに左を突破、クロスを小椋がギリギリでクリア。39分大体大・田上→葉室。40分、関大・奥田→稲森。布陣は↓の通り。

−−−−−海田A−−−− 
中島A田中B−岡崎B安藤B
−−−−−稲森B−−−− 
都並A小椋A−寺岡A櫻内 
−−−−−金谷A−−−− 

守備を厚くして守り抜く狙い。45分、大体大、正面18mのFKの大チャンス、馬場が狙うも壁。結局1−0でタイムアップ。


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04月09日(土)
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