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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西第5節 草津東−小野 野洲−神戸
と小柄ながら俊敏な小川の2トップは関西屈指のコンビでカウンターの破壊力もすごい。野洲は守備も頑張るチームだが、いつもほどファウルは多くない。つまりファウルもさせてもらえないほど、神戸のパスに振り回されている、ということだ。11分、神戸・伏見に警告。繰り返し。神戸は長尾が素晴らしい守備力。崔は高さがある。19分、神戸・伏見→片岡爽。23分、野洲・梅村崇がドリブルで中央突破もラストタッチが長い。27分、野洲・卯田がドリブルで中央突破からスルーパス、梅村崇決める。この際下村に警告。ファウルで得点を阻止しようとした。ちなみに公式記録では61分の得点となっているが、明らかに間違い。28分、野洲・森下→佐藤。32分、野洲・梅村徹→三村、卯田→久岡。直後に野洲、染川のパスがペナ内の久岡に通り、落ち着いて決める。2−2。これも公式記録では72分の得点となっている。(私のメモなら77分のはずだ)記録係の方、疲れていたのかな……。しかし神戸はすぐに35分、右CKから大目がシュート、こぼれを崔が押し込み、2−3に。38分、神戸・長尾→西浦。足をつった。非常に頑張っていた選手。神戸、右パス小川シュート、右に外れる。決定機。DFに当たっていたらしく右CKに。野洲・春日→村松。小川は直後にも右シュート、サイドネットに。決定機。42分、神戸・小川が裏を取る、野洲DFが一人残っていてオフサイドにならず、しかし切り返しシュートはDFに当たる。野洲もスルーパスが梅村崇に通るがドリブルは右CKに逃げられる。43分、神戸・小川がカウンターから突破も竹本ファウルで止める。警告。左FK大槻が狙うもカベ。結局2−3でタイムアップ。神戸が勝った。

後半のシュート数3対6、ファウル数4対9、個々の能力でも組織力でも上回った神戸の順当勝ちだろう。私は高校生の90分ゲームでのファウル数は状況にもよるが7,8回が理想だと思っている。少ないのはフェアもあるが、激しく守っていないと思う。野洲は激しく守れるチームだ。しかし次々にパスを出されて寄せる隙がなかった。

神戸はGK嘉味田が常に声を出し、また声質もよく、遠くまで聞こえていた。西川周作以来のコーチングだと思う。先に触れた反応のよさもあり、非常に有望だと思う。長尾は確実な守りとタフに戦える運動量でSBになるために生まれてきたような選手だ。木村はパワーを活かすすべを知っていた。早熟系CFは体に頼りすぎるきらいがあるが、木村は技術もあった。神戸は現時点では関西でC大阪に次ぐ力があるといっていいだろう。しかもチーム作りのうまい黒田先生だから、秋にはどうなっているか、楽しみだ。

野洲は神戸に対し力的には劣勢であり、しかも退場者を出しながらも巧みなゲーム運びと決定力で接戦を演じた。昨年ほどの個人能力の高さはないが、卯田や梅村崇のように個人で打開できる選手もいるし、草津東とは互角の戦いが出来ると思う。

公式記録

05月03日(日)
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