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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪 6回戦 三島−大商学園 関大一−芥川 阿武野−仰星
立ち上がりは仰星ペース。3分、仰星9番の右クロスを6番が落ち着いて決めて先制。DFのブロックもわずかに間に合わず、方向が変わりGKの逆を突く。5分には8番が右からDFのウラに出す。ドフリーで7番が決めるが完全にOS。仰星はDF陣の寄せがやや甘く阿武野のポスト役12番に起点を作られる。組み立てにも余裕がなく、勢いタテへの速い攻めが主体となる。両チームの身体能力、特にスピード差は歴然としている。左サイドからの攻めからいい形を作る。FWはスピード十分で、8番は激しいプレーでマイボールを確保。11番は足元の技術も高い。インサイドの6番・10番は高い技術があるもののなかなかボールをもらえない。ベンチからはつなぐよう指示の声が何度も飛ぶのだが。阿武野はボランチの11番の展開力を活かしサイド攻撃を狙う。7番は技術とクレバーさを兼ね備えポジショニングの良さで仰星9番を封じいい形を作る。23番は抜群のキレを持ったドリブルで切り崩す。両足からのパス・FKもある。14分阿武野CKで23番から12番ヘッド、外れる。17分仰星LCKでキッカーの7番に5番が近づいて何かささやいて、中に戻る。5番はファーからニアを取ろうとするが、ボールは合わず。タテに速い攻めを繰り返す仰星が押し気味にゲームを進める。しかし決定機は奪えない。30分には阿武野16番がペナ内でバックチャージを受けたように見えたがノーファウルの判定。36分にはカウンターから阿武野12番がペナに侵入するがDFをかわせず、シュートにならない。

シュート3(1)対4(3) クロス2対7(3)CK1対4 GK3対5

仰星がサイドのスペースに長いボールを出すプレーが奏功し、これがクロス数の差となった。阿武野は意思統一が不十分でスペースを与えて単調な攻めを許してしまった。

後半1分、仰星8番が気迫十分のドリブルシュート。2分には阿武野23番から16番に好パスが通るが、シュートは慌ててしまった。4分、仰星9番右クロス、DFがクリアミスし、正面から6番シュート。8分、阿武野右FKを12番が落とし16番が再び12番へ、シュートはわずかに上。決定機。12分阿武野16番→19番。14分、仰星10番から右の9番へ素晴しい展開、阿武野7番がまたしても止める。実にクレバーな選手だ。17分、仰星11番→13番。17分、阿武野左FK11番から18番へ、思い切ったシュートも外れる。18分、仰星9番→14番をトップ下にいれ、6番を右サイドに回す。17分、阿武野7番のドリブル突破を仰星6番好カバーでCKに逃げる。LCKで23番が右足で蹴ったボールは正確にファーの11番へ、ボレーはポストに当たり外れる。決定機2。21分阿武野23番→15番。ケガによるものだが攻撃の中心選手だけに痛い交代だ。仰星は3番が足を攣っている。後半は完全に阿武野ペースである。仰星はスペースを使えなくなり攻め手がなくなってしまった。中でのつなぎでは阿武野に分があり、しかも仰星は精神的にも守勢で声が出ていない。27分FK五林からファーへ、仰星はCKに逃げる。さらにCKから12番がダイビングヘッド、高さが足りず上に外れたが、落ち着いてスタンディングヘッドにいけば決まっていた。決定機3。29分仰星2番→19番をFWにいれ、13番をRBに下げる。19番はなかなかの俊足。さらに6番→18番、8番→12番と時間を使いつつ選手を入れ替える。阿武野も37分、4番→24番をFWに入れて最後のパワープレーに賭けるがここまで。仰星がなんとか逃げ切った。

後半はシュート7(2)対2(1)と阿武野ペースだったが決定力を欠いたのが惜しまれる。いいゲームだった。

以下に新人戦の阿武野−仰星戦の観戦記を掘り起こして貼っておこう。余計な部分はカットして(笑)。


高校新人戦 大阪5回戦 阿武野−仰星
2月11日(祝)摂津高G 11時30分 クレー ピッチ悪 雨 弱風

阿武野                仰星
−−−坂本−−豊島−−−  −−−出口−−東−−−− 
−−−−−塩谷−−−−−  −−−−−鈴木−−−−−   
−−山田−五林−吉田−−  −−高橋−大樫−高山−−
平井−桜井−−山崎−平野  松渕−足立−−川村−小西

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11月01日(土)
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