ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4384948hit]

■雑文・01年高校女子選手権 予選分析
県別参加校 福岡4佐賀0長崎1熊本0大分0宮崎1鹿児島6沖縄3
全国大会出場経験チーム 神村学園・鳳凰・大津・鹿屋女子・鹿児島女子・那覇西・不知火女子(*3)

九州大会には福岡・鹿児島・沖縄から2校ずつ、それに長崎・宮崎の各1校を加えた8校によるトーナメント方式で行われた。神村は準決勝で豊国学園を3−0で破り決勝では鳳凰に1−0で勝ち県大会決勝の雪辱を果たした。鳳凰は5−0、6−0と楽々決勝進出。豊国学園が3番手といえる存在。

福岡は4チームでトーナメント方式での県大会開催だがリーグ戦のほうがいいのでは?豊国が初戦を二桁得点で圧勝し、決勝では誠修を4−2で破る。誠修は初戦で福岡女学院に3−1で勝つ。福岡女学院も一般チームとしては代表選手輩出実績のあるチーム。豊国・誠修・福岡女学院の3チームは一定のレベルにありそう。福岡大は毎年インカレに出場しているが神村ほどのレベルではなく、豊国あたりにとっては互角のライバルだろう。県全体のレベルアップが待たれる。
長崎は島原商のみ。サッカーの町・国見にもおなじみのユニフォームを着た国見レディースが活動しているが、高校チームとしては存在していない。
Jクラブのある佐賀・大分にもエントリーなし。熊本では大津がかつて全国大会に出場したことがあるが現在は高校部活としては活動せず。女子の競技力はその国の男子の競技レベルや経済力とともに女性の社会的地位の高さが反映される。熊本ではかつて高校野球部監督として知られた県議が女性市議に議場内で公然と痴漢行為を働き、周囲もその場で止めもせず、本人も処分すらされない、という酷い事件があったが、女性差別が特にひどいとされる九州の社会環境が、女子サッカーの普及に水を差しているのかもしれない。
宮崎は聖ドミンゴのみエントリー。九州大会では初戦突破している。
鹿児島は決勝で鳳凰が神村にVゴール勝ち。両校とも他のゲームは圧勝している。全国大会を経験している鹿屋女子・鹿児島女子も1回戦は大勝しているが準決勝では両校あわせて20失点しており、2強との差は大きい。全日本女子ユースには鹿児島選抜がU−15、U−18ともコンスタントに出ており、九州ではダントツの存在といえる。ただし一般チームは弱く、女子サッカーが広く普及しているとは言い難い。
沖縄は3校でのトーナメント方式だがリーグ戦のほうが良いと思う。那覇西が11−0、4−0で優勝。しかし九州大会では神村に1−7と敗退。ある程度希望の持てる結果だが、県内の強化なしには全国は無理だ。

*1 02年度は参加せず
*2 02年度大会には田辺商が出場
*3 現在の誠修

上の文章は01年度大会直後に書いたものに後日手を加えた

09月30日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る