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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラブユース選手権(U−15)大阪予選 G門真−吹田JFC千里丘 G大阪−高槻FC 関西学生春季リーグ第8節 関学大−大産大
前半は双方互角の中盤での潰しあいで、あまり見所が無かった。こういう展開は大体大の計算どおりというか、勝ち点3が欲しい関学大としては面白くないはずだ。ケガもあり玉置が30分で橋本に交代。このまま我慢比べを続け終盤勝負狙いか、関学大はハーフタイムでの選手交代はなし。
後半4分、大体大は右CK椿本のボールに大外から前田がファーに走りこんでドンピシャのヘッドを決め大体大が先制。関学大も攻撃意識が高まり大黒が何度も単独ドリブルを仕掛けるが決定機を作るには至らない。逆に梁を中心とする大体大カウンターを浴びてしまう。10分、関学大・大黒→亀ケ渕鼓。ドリブラーを下げストライカー投入。12分、関学大左CK上貝弾丸クロスを山口ヘッド、惜しくも決まらず。21分、大体大・疲れの見える森前→川越。同じタイプの長身CFだ。24分、大体大・梁ドリブルから右の夏田に出し、クロス、川越フリーだったがヘッドはわずかに届かず。25分、関学大・右サイド佐伯→長身CF小松。大体大に中盤で上手く守られているので放り込み狙いの交代。25分、関学大のCK、亀ケ渕鼓から小松ヘッドも大体大GK古田好セーブ。28分、関学大の左アーリークロスに小松がニアへ勇気ある飛び込みを見せるが、届かない。小松はポストに激しく激突し、ケガが心配された。大体大GK古田もサッと駆け寄る。と、思いきや小松を通過して激突でずれたポストに駆け寄り、元の位置に戻す。見事なギャグセンスとマリーシアぶりである。一瞬スタンドから笑い声が上がる。大体大の控え部員(二人面白いのが前に立ってリード)も古田を笑う声が上がる。(小松を笑ったわけではないが、挑発的)これに対し関学サイドからは「いてまうぞ、オラー」と関学ボーイらしい紳士的な声。実際に襲い掛かる気配はない。どうやら小松も無事なようだ。よかった、よかった。31分、関学FKを小松難しいヘッド、惜しくも決まらず。小松は果敢なプレーを続ける。すごい根性だ。35分、大体大・椿本から逆サイドへクロス、夏田が中に落としゴール正面の廣津へ、DFも必死にブロックに行くが廣津は冷静にスルーし、原田が落ち着いて決め2点目。絵に書いたようなゴール。43分には関学のシュートのこぼれの浮いたボールを古田はなぜかキャッチせずヘッドでクリア。古田にはある種の余裕と独特のユーモアがあるが、このゲームではそれが色濃く出た。44分、関学大は原崎がPKを決めるがここまで。結局2−1で大体大がシナリオ通りのゲーム運びで勝ち点3を加えた。
関西学生選手権に向けて大体大はチーム状態もよく、特に守備が安定してきているか?ここまで完封勝ちはないが、大崩れしなくなっており、この日の守備もしっかり最後まで秩序を保っていた。トーナメントではGKも含めた守備陣の健闘次第では総理大臣杯の出場も狙えそう。
一方の関学大は特に悪い点があるわけでもないだろうが勝てない。問題点を強いて挙げるならクロスに対する守備が甘い気がする。阪南大のサイドアタックを完封してはいるが。具体的・明確な改善策がなさそうな状況下で残留をかけ最終戦に望む。選手たちは神経が滅入るだろうな。
公式記録
05月10日(土)
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