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サッカー観戦日記
by T.K.
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■関西学生リーグ第2節 大体大−甲南大 びわこ大−同大
   10 竹田そら  178/72 97/08/19 3年 岡山学芸館

GK 41 八木洸大  181/73 98/03/15 3年 清水東
DF 37 長谷川雄大 180/73 98/07/12 2年 海星
   16 柴崎和三  177/70 98/11/21 2年 佐野日本大学高
MF  3 児玉慎太郎 176/69 98/06/25 2年 東福岡
   18 伊藤駿光  1年 清水エスパルスユース
FW 11 岩田尚樹  179/68 96/04/26 4年 ジェフユナイテッド千葉U−18
   19 早藤和輝  165/60 98/04/07 2年 真岡




注:メンバー表にはマオカ高校と書いてあるが、正しくはモオカ高校と読む。昔からのファンならご存知の伝統校なのだが。

立ち上がりからびわこ大がプレッシングからのアーリークロスで押す。ただしいささか単調で、アーリークロスをいれていればいつかゴールできる、という考えにすら見える。もともとそんな単調なチームではないのだが。D堂鼻と㉓牛田が潰しは速くて強烈。ただし攻撃面ではサイドに出すだけで前に出せないし飛び出さないし、攻撃が薄い。F清川は上がりが早く、カットインまで出来て流石の存在感。P井上はいいタイミングでサイドに流れて突破できるが、中が薄くなりがち。I青山もレフティーで変化をつけられるが、何というかストライカーがいない。A藤松は踏み込みとカバーのバランスが良い。1年生でこのレベルなら、真剣に取り組めば4年間レギュラーだろう。上背がないから選抜などは分からないが。
同大はA吉村のシンキングスピードが恐ろしく速い。身体的スピードはそれほどないのに相手の先を行く。F杉原が左足で組み立てる。E井村は守備がいい。しかし攻撃面ではいいところを見せられず。M駒形は引いて受ける。というよりパワー不足で前線では潰される。H金が起点に。
びわこ大の単調な攻撃が続き、右CKからの決定機1回以外はあまりにチャンスがない。20分、Q佐藤→H金原。FWに入り、I青山が左ハーフに。金原は純正のFWっぽく、機能が向上する。28分、同大㊱敷田→B児玉。怪我。同大のセンターバックが弱くなって、32分、P井上の右CKをH金原落としてI青山シュート。決定機。38分、同大、左FKにA吉村のキックにE井村ヘッドは上に外れる。40分、びわこ大I青山の左足FKはわずかに外れる。決定機。前半0−0。シュート数で圧倒するびわこ大だが、単調だった。なぜH金原がスタメンじゃなかったのか?同大は確実に守って勝ち点1を念頭にカウンター狙いか。

後半開始。びわこ大のアーリークロスの山、シュートの嵐は相変わらずだが、決定機は少ない。やはり点を取りに行くポジションが金原一人で、同大も分かっているから囮になるしかなく、P井上が狙ったり、ボランチがミドルを狙うが、崩せていないので、決定機にならない。61分、びわこ大H金原→J曹。U−15韓国代表歴がある選手で、昨年冬のJユースカップを制した京都に対し引き分けPK負けまで行った鹿児島ユナイテッドのエースでもある。ドリブラーで身体はないが、左に開いてカットインからチャンスを仕掛ける逸材。72分、同大D高森→Q伊藤。左サイドバックに入り、C村上がセンターバックに。82分、びわこ大、左CKからJ曹ヘッドは正面。超決定機。自在に左、中とかき回す曹に対し、同大は打つ手がない。そして85分、J曹が左をドリブル突破、クロスにD堂鼻が詰めてびわこ大が先制。ロスタイムにP井上→M千川原。確実に時計を進めびわこ大が苦戦しながら勝った。

びわこ大は1年生の金原と曹が大活躍。両立できるタイプだし、4年間が楽しみ。とは言えチームとしては厳しいイメージ。タレントの問題かな。ボランチはサブの谷後も含め、守備は抜群にいいのだが、中から崩せないとアーリークロスばかりになりかねない。

公式記録

04月14日(土)
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