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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアリーグ開幕節 G大阪−福岡(4月8日分)
後半開始。いきなりG大阪I白井カットからM芝本へ、1対1になりかけるがタッチが大きい。5分にはH松下が左ミドル、右に外れる。決定機。しかし後半明らかに福岡の踏み込みが鋭くなっていた。中盤に浮いたボールをセンターバックが競ろうとして躊躇してMFに任せたりといったシーンが散見された前半と異なり、行けるところは全員踏み込んでいる。守備の激しさから福岡がペースを握り始め、後方に人数を余らすのではなく、CBの前に出て積極的に潰しにかかる。60分、G大阪H松下→㉘丹羽匠。運動量アップの狙いか?松下が福岡の長身CB陣に潰され始めたので、スペースを使う意図か。62分、福岡F甲斐→S庄司一輝。G大阪、プレスを受けたA奥井がN桑原に奪われ左クロス、カット。不用意な奪われ方だが、奥井はミスの少ないいい選手。クロスはかなりあげられたが楽には上げさせていない。ただスケールという点ではどうか?大学ではBチームで鍛えられてからAチームかな?という印象。64分、G大阪J宮脇→F池田匠吾。68分、福岡I佐藤龍に警告。後ろからのしかかった。福岡は70分E佐藤光→A田中真輝。フォメをだいぶいじくる。

福岡
−−−庄司−−北島A−−
−−−−−−−−−−−−
平田−下川A佐藤龍−田中
桑原A西山−西−−坂口A
−−−−−暁−−−−−−

田中の投入は右サイドの運動量確保とクロッサーとしての期待だろうが、S商事は159cmと小柄で運動量はあるが技術も突出しておらず、頑張る以外の特徴が見えてこない。この時間帯に入るのだから、リアルストライカーかもしれないが、後半互角に持ち込んだ福岡でも、チャンスのおぜん立てまではなかなか出来ない。G大阪はM芝本がタメて一気にA奥井へ、クロスはGKよく触る。76分、福岡、右FK、A田中のキックはCKに。右CK、A田中のキックにC西山高いヘッドは上に外れる。87分、G大阪M芝本→㊳中野歩。91分、G大阪カウンター、福岡H平田が故意に止める。反スポーツ。2枚目の警告で退場。95分、A奥井→E森永耀晟。結局G大阪が1−0で逃げ切った。

後半シュート数5(1)対2(2)、CK数1対3、GK数3対7、オフサイド数0対1、クロス数4対10、ファウル数2対6、FK数0対1。

後半は福岡が五分に持ち込んだがシュートに行けないのは変わらず。クロスが多いのに小柄なFWを入れた意図は分からず。積極的な前からの守備は光った。とは言え、プロを感じさせる選手が少なかった。C西山くらいか。中盤のテクニシャン集団はJ3か大学経由なら、といったところ。プレミアに甘いチームはない。福岡も基本的な技術・戦術はしっかりしている。しかし突出した個性を十全に育てられているのかは疑問が残る。チームとして強いのは間違いない。ただ何というかサッカーがきれいすぎるというか、教科書的すぎるというか。

G大阪も基本福岡と同じなのだが、伝統の差か、個性を発揮して戦う意識に優った。とは言えこの日の戦い方では優勝は正直厳しい。マン・オブ・ザ・マッチはCBD中島でしょう。よく潰し、ドリブルにも強かった。とは言え179cmではプロのCBとしては厳しい。相当鍛えなければならないだろう。ロングフィードも欲しい。C岸田もレフティーでミスのない素晴らしいCB。高田が守備陣に負担のかかるサッカーなので、実はCBが育つ。M芝本は90分間脅威を与えられる選手になれば面白い。奥野の散らしは良かったが守勢では厳しかった。守備力を高めてほしい。


公式記録

04月11日(火)
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