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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選男子7回戦 履正社ー大塚 大産大附ー関大北陽 女子決勝 大商ー大阪桐蔭
後半開始。36分(35分ハーフ)、関大北陽のバックパス、大産大附4番カット、ファウルで正面25mFK。11番が左足で入れるがGKキャッチ。38分、関大北陽9番カットからカウンター、サイドチェンジ、8番が左足ボレー、決定機。42分、大産大附7番が右でドリブル8番へ、カット。43分、6番が右突破、しかしこれも最後はカット。46分、大産大附6番から4番、9番、11番とつなぎ突破もGKキャッチ。48分、大産大附4番→14番。大産大附、左シュートはGKセーブ。決定機。51分、大産大附、7番から6番、7番とつなぎ右FKゲット。11番の左足はファーで関大北陽GKキャッチ。52分、大産大附11番→23番。11番はドリブルを止められてからFKの精度もよくなく、試合に乗り切れていない印象だった。大産大附、6番は横パスをカット、ループはGKキャッチ。この時間帯から大産大附に焦りが観られ始める。プリンスで90分ゲームに慣れているのだから、70分で無理に決着をつけようとせずに延長も含めて90分トータルで考えればいいのに。56分、6番のFKを23番ドンピシャヘッドも正面。大産大附、不用意な自陣横パスミスが2回続き、関大北陽に流れがいく。62分、関大北陽、10番、右シュートはGKキャッチ。決定機。74分、関大北陽、セットプレーからの流れからこぼれを拾いペナ内に突っ込んだところを倒される。PK。10番が右足で左隅に決める。0−1。大産大附は焦って攻めが詰まり、繋ごうとしても微妙にパスがずれる。67分、関大北陽10番→誰か。14番が左ハーフ。8番が右ハーフに。大産大附も9番→17番。69分、大産大附、正面23mFK、10番の右足は外れる。関大北陽5番→15番。結局0−1でタイムアップ。

後半シュート数2対5、CK数1対2、GK数3対2、オフサイド数0対1、クロス数0対1、ファウル数6対8、FK数3対0。

これが勝負というものか。力では大産大附が上だった。というか、大産大附は全国制覇を狙えるチームだった。というより優勝候補として全国に乗り込んで特別幸運でも好調でなくても全国制覇する力があった。しかし経験とか自信とか伝統の無さか?90分トータルにゲームを考える発想がなかった。パスを回しながら振り回せば最後は関大北陽の足が止まったのに。ゲーム運びはやはり伝統校は上だった。圧倒的な力を持つチームがポンと壁を越えていきなり自信を身につけることはある。野洲とか。しかし今夏の大産大附はそこまで行けなかった。

関大北陽について。時折見せるドリブル突破がなかなかの破壊力だった。9番はワイルドだったし10番もなかなか。7番は潤滑油として9番や10番の力を引き出していた。そして何といっても走力に優れていた。勢いに乗っているチームという印象。決勝リーグでもカウンター主体のサッカーになるだろうが、粘り強く戦えば、この日の再現も可能だ。


近年大阪の高校女子は2強体制が続いている。そして全国高校総体女子は全16校の参加、つまり男子のように大阪2枠どころか大阪で1枠もなく、近畿大会の上位2校が全国に出る。加えて今年は全国高校総体がサッカーは兵庫開催の為に、兵庫に1枠が与えられている。兵庫優勝はおそらく、現在全国でもトップレベルの日ノ本だろう。そして近畿大会は全6校中、昨年の全国高校総体決勝を争った日ノ本と精華がシードだと思われる。つまり大阪で優勝したうえで、全国大会ファイナリストを破らない限り全国には出られない。日ノ本は兵庫枠での全国行きを決めて、モチベーションが落ちているかもしれないが、強敵には違いない。精華のテクニカルなサッカーも手ごわい。つまり大阪大会で真剣勝負で揉まれて経験を積むことが重要だ。その大阪も近年ライバル校が力をつけている。大商は5−0桜宮、4−0リベルテと今までのような大差はつけられず、準決勝では0−0大阪学芸と引き分け、PK戦で辛うじて決勝進出を決めた。大阪桐蔭も準決勝では追手門に2−0と苦戦し、大阪が厳しくなっていることがわかる。

試合前、大阪桐蔭は掛け声を出してのランニング、大商はダンスっぽい身体のほぐし方でリラックスムードと対照的なアップである。


高校総体女子大阪予選決勝
大商学園高校−大阪桐蔭高校

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05月24日(日)
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