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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選ラウンド16 阪南大高ー桃山 履正社ー賢明 金光大阪−大産大附 大阪桐蔭−近大附
立ち上がり、金光が猛烈なプレスを掛け大産大附のパスワークを封じ、攻撃もロングボールオンリーで大産大附のプレスをかわす。そうだよな、賢明学院も重要な時間帯はこういう戦い方をすべきだよな、と思いながら観ていた。しかし10分くらいでペースが落ちると、大産大附が得意の細かいパスワークと空いた選手がドリブルを仕掛けてくる。両サイドの7番や11番、3列目の10番のドリブルはなかなかの威力。15分、金光、相手のミスから9番が突破、右隅へのシュートはキャッチ。金光は突破力もある。16分、大産大附、9番ドリブルで仕掛け3人ほどかわし、ペナ内で金光8番が後方から倒し、警告&PK。大産大附10番が担当。ゴール裏からの観戦なので、この至近距離、到底防げない、と思う。しかし左上に蹴ったボールはGKのタイミングに合い、ジャストでセーブ。PK失敗。更に11番の左CKはニアで5番ヘッド、上に外れる。決定機。18分、大産大附、2番から9番へ、ドリブルで仕掛け、ペナちょい外、ほぼ正面からのFKゲット。11番が左足、5番が右足で構え、11番の左足は左に外れる。決定機。枠内に飛びさえすれば防ぐの難しい位置。20分、大産大附、11番がペナ内正面シュートも弱い。決定機。22分、大産大附、6番が突破、右FKを11番左足、6番右足、11番が蹴り、ファーで2番が落すがクリア。30分、大産大附、裏へのボールに9番と金光GKが激突、キーパー痛むが復帰。35分、大産大附7番ペナ内シュート、右上に外れる。決定機。42分大産大附、8番が突破、金光7番が倒し左70度22mFK、11番左足6番右足が構え、6番のキックは左上、惜しい。決定機。43分、大産大附、右CKに4番ヘッドは上に外れる。結局0−0で前半終了。

前半シュート数は2(2)対7(2)、CK数3対2、GK数6対1、オフサイド数0対1、クロス数2対1、ファウル数3対6、GK数2対2。

完全に大産大附が押しているが、しかしこれだけのチャンスを決められないのは、金光の勝流れとも言える。とはいえ、大産大附は電光石火のパスワークからドリブル突破、守備では猛烈なプレスという、やりたいサッカー、観客に観てほしい、アピールしたいサッカーが出来ている。出来ているという意味では金光にも言えるが。

なお隣のピッチは前半終了時で北千里0−0関大北陽。

後半に入り、再び金光が猛烈なプレス、蹴るサッカーを徹底する。金光は手慣れたものでゲームの運び方というものをよくわかっている。大産大附も時間帯を考えて蹴ることが多い。猛烈な嵐のようなプレスの時間帯が過ぎ、46分(後半11分)、大産大附、11番ドリブルシュート、GKセーブのこぼれを4番詰める。右に外れる。決定機。49分、金光15番が左ハーフに入る。51分、大産大附14番イン。FW。9番も4番もいる。8番アウト?52分、大産大附、9番が左からカットイン、右隅に叩き込む。0−1。58分、大産大附、7番の右クロスを9番がヘッド、右隅に飛ぶがGKナイスキャッチ。決定機。大産大附9番→17番。金光も10番・?→18番(FW)、13番左ハーフ。62分、金光誰か(2番?)に警告。レイト。66分、金光2番→誰か。大産大附11番→23番。そのまま左ハーフ。金光は徹底的にパワープレーに出る。ターゲットは上がった4番(羽田)。大産大附も徹底的に時間を稼ぐ。ゴールキックの際主審が「キーパーはよやったって」と声をかける程度には遅く、警告を出すには早いという絶妙な蹴り方である。結局金光0−1大産大附で終了。

後半シュート数は2対3、CK数1対1、GK数1対7、クロス数1対4、ファウル数5対8、FK数2対0。

大産大附の順当勝ちといっていいだろう。金光も巧みなゲーム運びで対抗したが、地力が違った。ただし楽に勝たせない当たり、金光も底力がある。大産大附は9番が単なるポストプレーヤーではなく裏を狙ったりサイドに流れたりして自慢の7番や11番のドリブルを引き出していた。10番の安定した捌きと機をみた仕掛けもなかなか。金光は3番4番のCB]コンビが固かった。

なお隣は駆けつけたときには得点板がかえられていたが、歓喜の回数から言って北千里0−5関大北陽と思われる(正しいことを確認)。


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05月17日(日)
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