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サッカー観戦日記
by T.K.
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■皇后杯全女1回戦 ハリマー清水第八(11月30日)
後半の入りも清水第八がいい。やはりサッカーを分かっている。左CKから波状攻撃を見せるなど素晴らしい出だし。そしてC小田がゴールキックを蹴る。小田は前登録なし。つまり清水第八でサッカーを始めたことになる。キック力が示すように運動能力の高さが、このレベルでサッカーを続けられる要因なのだろう。これに対し、ハリマはサイド攻撃を徹底し、クロスを入れまくる。58分、M中島の左CK,GKファーでパンチ。61分、㉒酒井の左クロスをGKキャッチ。62分、左スペースを突いたI小谷野が左クロス、GKキャッチ。直後にもO千葉が左に流れクロスは何とかカット。決定的なクロス。千葉は体格もあるけどサイドに流れるタイミングが上手い。65分、左スペース、㉒酒井からE村川へシュートは左に外れる。ハリマはポジションチェンジを多用。清水第八は集散が鈍くなり、数的優位を作れないため、だんだん1対1を作られ、厳しい局面へ。67分、正面からM中島ミドル、右上隅セーブ。決定機。右CKへ。観客283人。右CKはヘッドも上に外れる。70分、清水第八L肥留川→B谷口。怪我により交代出場選手を下げることに。72分、ハリマ、左CKを岡島が蹴りO千葉がニアで高いバックヘッド。決まって3−0。清水第八の守備が甘いんじゃない。体格差があっていいタイミングで動き正確なボールが入れば防ぎようがない、というゴール。76分、ハリマM中島→P籾井。82分、スルーパスにE村川走り込むもGKキャッチ。85分、ハリマL齋藤→籾井→斎藤と崩し左シュートは正面。86分、ハリマI小谷野→S町田。87分、清水第八M佐藤ミドルも正面。ロスタイム、清水第八、放り込みにA川内シュートはブロック、こぼれG八巻シュートもブロック。最後までハリマの集中が切れず、タイムアップ。3−0でハリマが勝利した。
後半シュート数5(2)対2(2)、CK数6対4、GK数3対4、オフサイド数0対1、クロス数9対3、ファウル数2対3。
まあ力関係から言って順当な結果、スコアだった。清水第八はサッカーの要点を押さえていたが、先天的な能力差が大きかった。O千葉とかM中島やI小谷野といった主力は自由に飛び出しフィニッシャーとして活躍。ポジションチェンジから言って、ハリマの理想のサッカーがフィジカル頼みではなく、もっと上を見据えたサッカーかも知れない。吉備国際大はなでしこリーグに上がったように、ハリマも将来なでしこリーグ1部に上がるかもしれない。現時点ではやや力不足も感じたが、若い割にはかつての日ノ本学園のフィジカルでの優勢を前提にしたサッカーからは脱却しつつある。なかなか楽しみです。
公式記録
12月01日(月)
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