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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本大学フットサル大会 準決勝 順大ー立命大 東北大ーAPU 決勝 立命大ー東北大
立ち上がりから東北大が猛烈なプレスを仕掛け、前線も動きまくり、運動量で圧倒する。対する立命大はピヴォ当て狙いのオーソドックスなフットサルだが、フィクソも自由に持てず、当てさせてもらえない。そして東北大は3分も待たずに第2セットへチェンジ。以降東北大が3分弱毎にセットを交代。立命大は4分強ごとに交代する。東北大・佐竹監督はマネージャーだと思うが、「選手の世話をする人」にとどまらず、ベンチでメモを取りつつ交代を指示する。つまり出場時間の管理をする人という意味で、マネージメントをしている。つまり日本的な意味での「マネージャー」ではなく、本来の意味での「マネージャー」っぽい。セットの交代は一気に4人代えるとは限らないから厳密じゃないけど、東北大が残り17分23秒で第2セット、15分21秒で第1セット、13分23秒でタイムが入り第1セット、12分05秒で第2セット、10分21秒で第1セット、7分01秒で第2セット、5分25秒で第1セット、2分37秒で第2セットと細かくチェンジ。立命大は16分00秒で第2セット、14分21秒で第1セット、10分00秒で第2セット、6分23秒で第1セット、2分12秒で第2セットと東北大より交代間隔が長い。

6分、東北大がすばやいパス回しから右フリーのG桑崎はミドル、枠内に鋭く飛び、立命大の選手に当たりゴールイン。公式記録ではオウンゴールになっているが、桑崎のゴールでいいと思う。残り1分35秒、東北大が内山に当てて村野井がきれいにポストシュート。0−2。前半終了。

立命大とすれば順大戦と同じ展開。順大はここで引いてしまい、立命大のピヴォ当てが有効になってしまったが、それは分かってか、後半も東北大が前から追いかけまわし、マイボールでも前線が動き回り、攻撃の手を緩めない。東北大は準決勝で守備を緩めてしまった反省や新潟大戦で攻撃に大胆さに欠けた反省も込めたかのように後半も攻守に圧倒する。選手交代も相変わらず小まめに行い、むしろ立命大の方が消耗していく。そして残り14分51秒、内山のポストプレーから塩田が出てきたゴレイロをループで抜いて0−3。直後に攻撃のこぼれを山田が決めて0−4。立命大もセットプレーから左の三上へ、カットインし左隅に決めて1−4。しかしここで東北大は緩めず、残り4分13秒で双方4ファウルになる死闘から、東北大が持ち味を出し切って、付け入るスキを与えず1−4で完勝。昨年準優勝の雪辱を果たし初優勝した。

優勝候補が力を見せつけて順当に勝ち上がり優勝した印象。順大ならほぼ互角に渡り合えたのだろうが……。立命大は自分たちの良さを消された時の戦い方がなかった。順大を倒したところまでは万事うまくいっていたのだが……。関西で揉まれているだけに、もう一段スケールアップして、来年こそは全国制覇狙ってほしい。

公式記録

さてこの後隣のC大阪グラウンドでC大阪ユースの試合があったのだが、雨予報の為、退散する。無理な観戦はしない主義なので。案の定どしゃ降りになり、判断は間違っていなかった。

08月24日(日)
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