ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382896hit]

■日・中・韓 国際女子サッカー(U−18)大会 日本−韓国
後半も立ち上がりから日本が押し込む。小林が積極的にボールをもらいに下がって、一気に加速したドリブルで抜き去る。杉田が柔らかいタッチのトラップからこれまた柔らかいパスを出して組み立てる。また杉田は中でのプレーが得意なので、G竹村が上がりやすくなった。韓国も必死に追いかけまわすが、スタミナ切れ確実なペースだった。インサイドはともに大きな展開のパスもあるので、一方のサイドに詰まっても逆に振れるし、この時間帯は日本はパスを回し、韓国が追い掛け回す展開。49分、㉓小林が突っかけて右のP三浦成に出しリターンをペナ内で受けるがタッチが大きい。50分、㉓小林が難なく右を突破、クロスはカット。韓国Iジョン・ヨンファ→Oパク・ソジン。布陣は↓

韓国
−−−十九−−十二−−− 
−−−−−−−−−−−− 
九番−十一−−十五−十六 
十四−六番−−十三−二番 
−−−−−−−−−−−− 

日本は51分、R清家→N鳥海。53分、⒀杉田が左で一人かわし左クロス、こぼれを㉓小林ボレー、上に外れる。決定機。有名選手だから必要ないかもだが、杉田はレフティー。54分、韓国が右で起点を作りRファン・ヘスが左足で無理目なミドル、普通のシュートだったがGK藤田届かず、右隅に決まる。4−2。58分、⒀杉田のクロスをN鳥海が決める。5−2。給水タイムで日本P三浦成→J安齋。そのまま右ハーフ。64分、A畑中を起点に右スペースをJ安齋が突き、深い位置からクロスにニアに猛スピードで突っ込んできた小林がヘッドで合わせて6−2。66分、スルーパスに抜けたN鳥海が抜け出し左シュート、右に外れる。決定機。韓国Rファン・ヘス→Fキム・ダジョン。73分、日本Q水谷が軽率に奪われJイム・ヒンがミドルも左に外れる。決定機。75分、韓国Jイム・ヒン→Dカン・ドンジュ。79分、日本G竹村、力強いスルーパスを正面でN鳥海受けて一発で前を向きGKとの1対1を決める。7−2。結局日本が圧勝した。

正直韓国が悪すぎた。この程度のチームでは強化にあまり役に立たない。代表に何人残れるのだろうか?ユース年代の韓国は本来こんなものではないから。

日本の選手について寸評を。

藤田:防げるシュートを決められた。声は出てたけど、シュートストップ能力がGKの基本だと思う。
遠藤:いい上がり。攻撃的サイドバックとしてタイミングを常に計っていた。
乗松:力強いプレーで守備の中心に。潰せて組み立てられる貴重な人材。
市瀬:クレバー。しかしこの年代の代表でやるにはパワーも身につけなければ。
竹村:この選手もパスが鋭い。両足で蹴れるのもいい。
小島:いわゆる牛若丸タイプの選手。軽快なドリブルと遠藤を活かすパスが光った。
水谷:正確なパスが素晴らしい。守備はやや不安。
三浦桃:攻守に力強いプレー。左足フィードも凄い。市瀬が今後力強さが身につかなければ左CBでも使える。
三浦成:快足を活かした突破。またスペースを突く感覚も素晴らしい。
清家:常に相手DFと駆け引き。楽な体制で受けて決める生粋のFW。
白木:迷いながらプレー。スケールは大きいのだが。ボランチが適職かも知れない。
畑中:守備の固い右サイドバック。クレバーなポジショニングが光る。スペランツァでは4CBだが、世界での適性を考えて右で使ってほしい。
羽座:この選手も力強くフィードがいい。ただ現状では乗松が一枚上か。
杉田:左サイドでもボランチでもプレー可能なプレーメーカー。セットプレー要因としてもスタメンで起用してほしいんのだが。
安齋:典型的な右サイドアタッカー
鳥海:常に裏を狙い危険な位置に顔を出す。
小林:エースとしてやれると思う。圧倒的な野性味が魅力。日本はスピード豊かなストライカーの育成が苦手でサイドに回したがるが(例:近賀)、この選手は点取り屋として伸ばしたい。

07月08日(火)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る