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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プレミアリーグWEST 東山−広島ユース(観戦記アップ)
後半開始。46分(後半1分)、東山、初CKゲット。しかしあっさり逸機。直後に広島R長沼カットイン、左シュートは外れる。49分、広島R長沼スルーパスにN加藤上手く落とすが合わない。後半気づいたのは広島の前線がドリブルを多用することだ。前半は球離れが早く良く回すサッカーしていたのが、後半は力強いサッカーを見せている。東山は当たっても吹っ飛ばされる。福重などクレバーな守備スタイルの選手が多く、広島の強引さを止め切れない。そしてバックラインが余裕を持てないので、福重のロングフィードもうまくいかない。50分、東山M鎌田が仕掛けてファウルゲット。左80度18mFK。これにF坂本(左足)とM鎌田が構え、鎌田シュートも壁。55分、広島、スルーパスを受けたF岡村の左クロスにI横山ダイビングヘッド、決まって0−3。正直この時点で勝負ありだと思った。力でも勢いでも広島が圧倒していて、そのうえ東山はスタミナの消耗も激しい。東山は㉙大雄→㉒野口凌平、F坂本→J黒木駿志。前線2枚替えである。むろん再び前から追いかけまわし、ペースを握るためだろう。バックラインも相当きつそうだが。58分、東山M鎌田のスルーパスにL燒リが右クロス、㉒野口がダイレクトで決めて1−3。このゴールは、このままだと一方的になりかねないペースを東山に呼び戻す大きなもの。61分、広島E柄脇の左クロスにH渡辺ヘッドも上に外れる。ただ東山も必死についていた。松橋かな?決定機。62分、広島、右から崩し㉔津留強引にシュートに持っていく、正面。63分、広島、バックラインでの繋ぎに東山プレス、バックパスを狙っていたJ黒木カット、左シュートは右に外れる。決定機。68分、東山P田辺→I守屋諒。72分、広島H渡辺→㉓佐藤涼。77分、東山J黒木に警告。広島F岡村のフォアチェックに行って足に入った。ラフ。ファウルはよくないが、サッカーは一生懸命守備をすればファウルになってしまうスポーツ。黒木が懸命にフォアチェックしているからこそ起きた警告だった。81分、広島C石津→D田中悠人。82分、広島F岡村→L中川如哉。83分、広島カウンター、右スペースN加藤がロングも上に外れる。83分、広島㉓佐藤の右斜めに通すスルーパスにN加藤コントロールシュート、決まって1−4。85分、東山J黒木のスルーパス、絶妙だったが広島GK白岡の飛び出しも絶妙だった。レベルの高い攻守は観ていて楽しい。飛び出しスライディングタックル。直後にI横山ファウルで警告。90分、東山S井村→O内山皓雅。93分、広島スルーパスがN加藤に通るが東山DFが良く戻りカット。決定機。94分、東山、L燒リの反スポーツ的行為で警告。94分、広島、R長沼→㉙澤井一希、N加藤→M阿部良季。結局1−4で終了。
後半のシュート数は4(1)対6(4)、CK数2対0、GK数4対3、オフサイド数1対1、クロス数5対5、ファウル数6対6。雨がきつくなり、かなり厳しい観戦環境だったが、両チームが最後まで全力を尽くす姿勢が素晴らしかった。後半東山がオフサイドを取れなくなったのは広島がドリブル主体の攻撃に切り替えたため。体重データは逆にサバを読んでいるだろう、というくらいパワフルだった。両チームのフィールドプレーヤーで一番うまいのはおそらく東山の鎌田でキープもパスも仕掛けもよかったがフィニッシュまでは行けず。広島はGK白岡の存在感が抜群だった。特に飛び出しはノイアーを思わせた。反応の鋭さを試されるシーンがなかったため、評価は定まらないが。I横山の右のスペシャリストぶりもよかったが、プレースタイルから行って中でプレーできる選手かも知れない。N加藤は絶えず脅威を与え続けた。B荒木が固かった。なぜG大阪がユースに上げなかったのか理解できないが、育成の判断はそれだけ難しいということなのだろう。大学でも活躍できる選手。おそらくプロに行くレベルの鎌田だって上がれなかったのだから。F岡村も素晴らしい組み立てだったが上背がないのでバックラインでのプレーは厳しいかもしれない。
点差はついたが、娯楽性に富んだ素晴らしいゲームだった。やはりサッカーは両チームが全力を尽くせば楽しめるスポーツですよ。
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07月06日(日)
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