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サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本女子ユース(U−15)関西予選 C大阪−ヴィトーリア サンライズリーグ G大阪−神戸FC C大阪西ーV伊丹
すぐに目についたのはV伊丹のCF6番がでかいということ。しかし動きは鈍重で、足元もそれほどない。高木琢也のような強靭な大木系CFの育てるつもりなんだろうか。そしてトップ下の10番が飛び出しを狙うタイプではなく、常にスルーパスを狙うタイプなので、スピードと動き出しのない6番とはマッチングが合わない。18番は気の利いたプレーでゲームを落ち着かせ、支配に大きく貢献する。7番は加速力のあるドリブルが武器。2番もクレバーでフィードもある。対するC大阪は11番と7番がカットインが得意で面白いがSBの上りが遅く、チーム戦術として活かされていない。それでも単独突破できるので何とかなるが。9番は典型的な点取り屋CFですね。5番のボール奪取力はガットゥーゾを思わせる。3番は身体の使い方がうまく、フィードもいい。
さて試合は6分、V伊丹が左パスを10番シュート、こぼれを11番蹴りこむ。0−1。11分、V伊丹、11番が左で1対1、C大阪西6番をかわし左クロスに6番高いヘッドで決めて0−2。30分には6番の足元に入り強靭な身体でDFをブロックしてキープ、右足アウトで裏にだし11番が1対1を決める。0−3。37分。C大阪西9番が左からカットイン、決めて1−3。前半は1−3で終了。
V伊丹6番はこのまま肉体的アドバンテージを保てれば楽しみだが、経験上そういうケースはほとんどない。かといって器用貧乏に育ててもしょうがないし、こういうスケールの選手の育成には指導者の手腕が問われる。C大阪西9番は単独で決められるし強い選手でもあるので、ユース昇格は確実だろう。前半は1時0−3になったが、C大阪西も問題なく戦える内容。
後半3分、C大阪西11番がミドル、GK触るが左上隅に突き刺さる。ビューティフルゴール。
13分、C大阪西8番切れ込み5番が左クロスに9番スライディングシュート、上に外れる。超決定機。9番はピンポイントで合わせる得点センスまであるのか。16分C大阪西9番右シュート、こぼれを右足アウトで決める。3−3。劣勢のV伊丹は30分、3番に警告。ラフ。32分、C大阪西、ロングボールに9番DFと体を入れ替え1対1に、決めて4−3。結局C大阪西4−3V伊丹と逆転勝ち。
C大阪西は戦術面に難があったが、U−15の段階で戦術を固めて勝ってもしょうがないし、カットインできる両サイドにはどんどんカットインさせて守備固いSBには守備主体でいいのではないでしょうか?8番も後半の左サイドの方が輝いていた。とりあえず9番のユース昇格は確信できた。3番はどうかな?G大阪と比べて個性重視な印象は受けた。
05月24日(土)
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