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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選5回戦 槻の木−興国 芥川−桜宮 泉陽−高槻北
高槻市内の公立高校としては阿武野・三島・大冠・高槻南・芥川の5校が全国経験がある。高槻南は槻の木に統合されたので、現在の高槻の公立6校としては槻の木を除くと高槻北だけが全国経験がない。コンスタントにレベルを保っているのにこれは大きな謎だ。
さて試合は立ち上がりから高槻北がバックラインでじっくり回し、ゆっくりと押し上げ、FWに当てて、こぼれ球を2列目が拾って波状攻撃につなげる展開。FWの競り方がうまいし、2列目もいい位置にいる。7分、高槻北のパス回しに泉陽がたまらずファウル。ハーフライン付近のFKを左利きの5番が入れてゴール前にこぼれ、ゴールエリア内正面3番の前に落ちて前の空いている状況でボレーを放つが右に外れてしまう。超決定機。泉陽はクリアが多いので、高槻北はスローインが多いのだが、これがまずい。スローイン練習をしていないかのように連動していないのだ。東福岡なんかは見事な動きでチャンスにつなげるのに、高槻北はみすみす相手に奪われる。スローインも立派なセットプレーなのに。24分、高槻北8番左足フィードに9番突っ込むもGKキャッチ。33ふん、高槻北9番左に流れ切れ込みシュートは左に外れる。結局前半は0−0で終了。
ハーフタイムで高槻北6番→12番がFWに、11番→20番がボランチに。前半のペースなら後半いつかは点が入るだろうと思っていたが、交代でノックアウトを狙ってきた。9分、泉陽11番に警告。ラフ。そのFK、高槻北、5番の40mFK、ゴール前でワンバウンドして上を襲い、GK弾いてバー。決定機。高槻北2番→14番。泉陽もいつの間にか12番がFWにイン。高槻北も16番が右ハーフにイン。10番と9番の2トップで7番が左、12番がボランチに。いじりすぎでは?と思っていたら23番、泉陽、カウンターから一発のスルーパスに12番抜け出しGKとの1対1を右隅に決める。1−0。その後も両者選手交代を交え高槻北が攻めるが決定機は奪えず、1−0で泉陽が勝利した。
何というか、力そのものは高槻北にあったと思うが、泉陽も不利な妥協点上でよく我慢して、チャンスをうかがった。高槻北はこのままではPK戦に持ち込まれると思ったのだろうか?選手交代で前がかりになり、かえってバランスを崩したかのように見えた。この辺は判断の別れるところだと思うが、せめて40分ハーフなら高槻北は焦らずじっくり試合を進められたのにと思った。真夏の連戦の全国大会が35分ハーフなのは理解できるが、日程に余裕のある予選まで全国大会と同じルールで行う必要があるのだろうか?40分ハーフに延長戦でよかったのではないか?強いチームが勝つ確率を上げるべきだと、こういう試合を見るたびに思う。
05月11日(日)
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