ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4379951hit]
■高校総体大阪予選6回戦 仰星−履正社 槻の木−大体大浪商 プレミア G大阪−広島
18 濱中優作 167/62 96/05/23
FW 10 越智大和 171/62 95/05/12 四国中央市立土居中
11 諸岡佑輔 173/63 95/05/11 長崎ドリームF
14 横山航河 174/65 96/05/26 UKI−C.FC
2年続けて西日本を制している広島。今年から監督が代わったが、やり方は変わらない。つまりトップと同じ3−4−2−1で攻撃時は両ストッパーがサイドに大きく開き、F野口がバックラインに入ってつなぎ役になり、宮原を中心に最終ラインで組み立てていき、両ストッパーもガンガン上がり、WBは最前線までしばしば上がるというもの。4−1−5のようなフォーメーションになる。一方のG大阪は下級生を多く起用した4−1−4−1である。3年生では内田がトップに昇格すると踏んでいるが、今上げても藤春の牙城は崩せないから、ユースでしっかり責任ある立場でプレーさせた方が本人のためになるだろう。井手口はゴツくて技術のある選手で再来年の昇格、市丸と燒リは3年後の昇格が期待される逸材。まあユースでじっくり鍛えてからだが。
立ち上がり、G大阪L燒リが右から突破しI井手口へ、右足シュートはブロック。L燒リは中央で待ち構えてポストをするタイプではなく、サイドなどにも顔を出し、スピードある突破と視野の広さが売り。I井手口はパワフルなので、当たられても難なくキープできる。既にJ2なら試合に出ててもおかしくないレベルだと思うが、運動量が足りないので、レギュラーは取れない。ならばユースでしっかりフル出場したほうが、本人のためだろう。G大阪は両サイドのドリブラーが広島のWBをあっさりかわすシーンが目立つ。インサイドが強力なだけに、アウトサイドで1対1が作れるからだ。I越智はマークを外す動きが素晴らしく、G大阪CB陣は一発でやられかねない危うさがある。E川辺も突出したテクニックを持つ逸材で、I越智とポジションを変えつつゴール前に迫る。F野口は攻撃面でも素晴らしく、15分には隙をついてあがりミドル、これはGK@林がセーブ。19分、G大阪I井手口がラフなチャージで警告。井手口らしいといえばらしいプレー。25分、G大阪P市丸、カットから左足ミドルが右隅に飛ぶがキャッチ。決定機。ガンと当たって奪うのではなく、綺麗にパスカットするのが市丸の持ち味で、激しく当たる井手口と好対照。互角の展開も双方決定機を奪えない。38分、G大阪D内田の左クロスをファーに流れたG小川がシュートも上に外れる。41分、広島、正面30mFKでF野口(右足)とI越智(左足)が構え、越智シュートもキャッチ。結局前半は0−0。
前半シュート数は5(2)対3(3)、CK数2対0、GK数2対5、クロス数3対4、ファウル数5対5。数字の上でも互角。しかし後半は様相が一変する。
広島の動きがよくなり、7分、N中野の左からのシュートがバーを叩く。決定機。9分、左クロスをI越智がワンタッチシュートもGKキャッチ。決定機。10分、広島B大谷のフィードがE川辺へ、右クロスをJ諸岡が決める。0−1。20分、G大阪F平尾に警告。ラフ。21分、広島Q濱中に警告。GKからのパスをカットされ、E東を故意に倒す。その反則でG大阪、正面27mFK、I井手口(右足)とD内田(左足)が構え、内田が蹴るもGKキャッチ。そのカウンターF野口のパスをI越智左隅に決める。0−2。ここでG大阪F平尾→R白岩、L燒リ→J中村。このあとG大阪の無理攻めが続き、シュート数は増えるものの決定機は奪えない。32分、M横山→H上村。39分Q濱中→37長沼。43分P市丸→S岩本。89分、長沼が遅延で警告。結局0−2でタイムアップ。広島が首位を守り、2位集団との勝ち点差を6とした。
[5]続きを読む
05月12日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る