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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校総体大阪予選決勝リーグ 大阪桐蔭−清明 桃山−近大附(観戦記アップ)
FW 10 刈谷聖哉  181/71 3年 岩田FC
   19 金蔵和仁      1年 ガンバ大阪ジュニアユース

立ち上がり、桃山は裏狙いが多い。近大附は両WBの運動量が多く、サイドのスペースを突かせない。そこで高めの3バックの裏を狙う策に出たのだろう。近大附も直線的な攻めが得意なチーム。I刈谷はガッチリしたCFで、桃山の1年生CB73片岡がパワー負けして封じ切れない。片岡は読みのよさ、寄せの早さ、間合いの取り方と守備センスは感じるのだが、潰しきれずに苦戦する。G黄は近大附で唯一トリッキーなプレーを得意とするタイプで、,12分、その黄からI刈谷へスルーパス、ドリブルで持ち込みGKをかわして無人のゴールに流し込む。0−1。直後にも近大附E安田がサイドチェンジ、F荒金から再びE安田に戻しスルーパス、I刈谷飛び出すが、GK@川崎先に触る。17分、近大附R金蔵が左突破からクロス、I刈谷飛び込むも、桃山DFシャツをこっそり引っ張り、届かない。18分、近大附G黄からM平阪へ出て左クロス、I刈谷シュートも桃山73片岡が良く触りGKキャッチ。決定機。近大附は今までのゲームではF荒金が右足FKを蹴ることが多かったが、このゲームではG黄が蹴っている。22分、M平阪が突破を止められたところ、G黄がミドル、枠内。ここまで近大附のシュート4本がすべて枠に飛んでいるのに対し、桃山は枠内シュートが一本もない。24分、近大附F荒金の右クロスにG黄ヘッドも弱い。26分、近大附I刈谷が突っかけ、落としてG黄がミドル。前半は0−1で終了。

立ち上がり、ミスの多かった近大附ボランチもシンプルにプレーし、3バックも高さが適切で裏を取られなくなり、桃山はシュートが枠内0の散発3本に封じられた。ただクロス数は5対5と互角で、桃山も攻め気は失っていない。この内容で0−1なら御の字で、後半の巻き返しに期待だ。

ハーフタイムで桃山I木村→68丸本周旦(1年)。まあ交代はやむなしか。3分、近大附G黄の突破をG橋本が倒し警告。このプレーに対してG黄がどついてこちらも警告。これで得た左60度30mFKを荒金が左上隅に好シュート、しかしGK@川崎が横っ飛びで好セーブ。完全に決まったと思った。しかし10分過ぎ頃流れが桃山に傾く。13分、桃山F上杉→31民部亜斗武。14分、近大附R金蔵→H大西稜太(2年)。18分、桃山カウンター、H福田がDFと1対1も止められる。18分、桃山53西→R森野睦人。桃山が押し、シュートも撃つが決定機には至らない。近大附が勝負強いゲーム運び。28分、近大附M平阪、C白井→L島田康平、Q舞光太郎。島田が左SB。I刈谷が1トップでその下にG黄とH大西。32分、近大附、細かいつなぎからG黄シュートもGKセーブ。決定機。33分、近大附、その右CKでG黄からI刈谷キープからターンしてG黄に出し、右ループはわずかに左。決定機。34分、近大附O内野→N苺谷光将(2年)。ロスタイム、右CKで橋本の左足キックがファーに流れ、折り返しをD阪口が落とし73片岡が蹴りこむ!1−1の劇的同点ゴール。そしてタイムアップ。この瞬間大阪桐蔭の全国行きが決まった。
順位決定の参考にするためPK戦が行われる。

桃山G橋本失敗。バー。
近大附D鈴木成功。左隅。
桃山H福田失敗。バー。
近大附G黄失敗。右隅をセーブされる。川崎凄いバネ。
桃山J金子成功。逆を突いて右に決めた。
近大附I刈谷失敗。左隅をセーブされる。
桃山E廣瀬失敗。左に外す。
近大附E安田成功。左隅。
桃山D阪口成功。逆を突いて右に決める。
近大附B佐々木成功。左隅。

結局PK戦2−3で近大附が勝利した。

しかし翌日の桃山−大阪桐蔭戦は桃山が勝利。逆転1位での自力で予選突破を決め、初の全国に進む。

06月04日(土)
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