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サッカー観戦日記
by T.K.
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■クラセン関西予選 G大阪−神戸 京都−C大阪
15 岡山宗星 169/54 2年 セレッソ大阪西U−15
MF 17 丸岡満 169/61 1年 徳島市立川内中
2分、京都、いきなり左スペース田村に出てトップスピードに乗り、右にDFをはずして右隅に流し込む。1−0.すばらしいスピードとトップスピードでのボールコントロール。京都は後方から確実につなぎ、CBからのロングフィードも少なく、三根がシャドーの位置まで引きすぎる癖はベンチが修正、前線で起点になる。C大阪は細かくつなごうとするが、歴然とした体格差の前に潰される。そのためプレミアで観られるアタッキングサードでの細かくすばやいパスワークが発揮できない。21分、京都I三根が下がって受けて突破、左上シュートも弱い。キャッチ。29分、京都E原川のスルーパスを受けたI三根が左シュートもDF防ぐ。37分、C大阪・F小暮の右CKにM岡田がニアで逸らすも左に外れる。40分、京都J知念→K浅田裕貴。41分、C大阪I南野が左サイドから突破にかかったところを京都DF倒しFK。正面25m、しかしM岡田が大きく上に外す。前半1−0で終了。
シュート数6対3(公式6対4)CK数1対1、GK数3対0、オフサイド数2対1、クロス数1対2、ファウル数1対3。大人しめの前半だった。双方後方でのパス回しが多かった。観音戦では圧倒的だったC大阪・E秋山・P丸岡のボランチも目立てず。京都は前半はボールを回して相手の消耗を誘う狙い通りだったか。立正大淞南戦と同じイメージ。
後半2分、京都、カウンターから30田村が左から突っ込み、中へパス、I三根がスルー、F久永が右でフリー、決めて2−0。3分、C大阪B藤原→O坂手優雅。12分、京都E原川がカットし持ち上がり、右のF久永へ、シュートは右ポストを掠める。決定機。14分にも京都E原川のスルーパスI三根が左シュート、右に外れる。決定機。14分、C大阪H風間→R大津耀誠。P丸岡→K西村拓馬。K西村拓は左ハーフ、G西村洋はボランチ、E秋山が右ハーフへ。。26分、京都I三根がロングボールに体を入れて巧みにコントロール、浮き球で30田村へパス。シュートはGKが好セーブ。34分、F小暮→J長谷川将。J長谷川とR大津が2トップ、ダイヤモンドの中盤はトップ下がK西村拓、左にI南野、右にE秋山、ボランチにG西村洋の布陣。しかし京都が優位に立ったまま。南野も目立てず。37分、京都30田村→29樋口稔、P斉藤→A上原大明。46分、京都I三根、強烈な左足シュート、左に外れる。決定機。ロスタイム、京都I三根→R門司涼侑。結局2−0でタイムアップ。
京都は強い。90分通してゲームを組み立て、全国から集まった精鋭は技術もフィジカルも強烈だ。これだけ人材がそろえば、トップ昇格選手を選ぶのも難しいだろう。昨年のチームからは昇格は2人位だろうと思っていたが、J2降格ということもあり、4人だった。同じ基準なら今年も同等かそれ以上昇格するレベルの選手がいる。たとえば1年生のときから凄い才能で後は体格しだいと思っていた高橋が順調に成長している。三根も下がりすぎる悪癖がなくなれば、前線で脅威になれるし、原川のトータルな能力は昨年の山田にも引けを取らない。1年生・田村は抜群のスピードと、それを終盤まで維持するスタミナがある。関西ではG大阪がずっとナンバー1チームだった。たまに組織的な機能不全に陥ることはあっても、個人能力では抜けていた。しかし近年京都が追いつき、今年追い抜いた感がある。全国でも優勝候補だろう。
一方のC大阪も理想の高さは感じた。監督がしょっちゅう変わるC大阪だが、大熊裕司監督は細かい崩しに対するこだわりが感じられる。藤原は守備がしっかりしているし、秋山・丸岡のドイスボランチはもう少し守備が向上すれば面白い。小暮の突破力は興味深いし、落ち着いたシュートと視野の広さが武器の南野は既に全国的な知名度があるし、風間の野性味もすばらしい。ただ身体能力の高いJユース勢にあっては全体に小粒感は否めない。技術志向のチームは個人的には好みなのだが、今年は全国制覇は厳しいかもしれない。
公式記録
05月22日(日)
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