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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西1部第2節(4/16分) 神戸−野洲 京都橘−初橋
立ち上がりから両者高いポゼッション意識を前面に出したサッカー。京都橘はボランチに鶴見を起用。ボールによく絡み、前後左右に散らす。対する初橋は前田に当てたり、両サイドハーフが高い位置を取って起点になったりと、こちらも巧みにボールを回す。8分、初橋B西岡に警告。京都橘Q文字に裏を取られるところを倒した。文字は高さもスピードもある逸材。技術的にはまだまだだが。初橋は美里が右足FKを担当。京都橘はG河合が担当する。ポゼッションは五分五分だが、初橋はシュート意識が高く、無理目でも構わず撃つ。初橋はGK@古川が高さだけでなく、空中姿勢も安定。文字に集める京都橘の狙いをくじく。CB陣も競り方が素晴らしい。31分、京都橘G河合が左から切れ込み、切り返して左足シュート、正面。33分、初橋、GK@古川からI木匠反転シュート、左に外れる。決定機。ロスタイム、初橋N林の左クロスをI木匠ダイレクト、京都橘GK@大野、足でセーブ。結局前半はスコアレスで終了。

ともに相手を押し下げさせ、ボールを回すチーム同士で守備も引き気味なので、攻守の交代が少ない。ただ京都橘はF鶴見がいる分、ボール回しがスムーズだった。

後半0分、京都橘O仙頭の右クロスをファーでG河合が押し込む。1−0。初橋I木匠は身体能力が高く、好素材。5分、京都橘F鶴見が左クロス、Q文字が飛び込むが届かず。惜しい形。8分には京都橘クロスのこぼれをF鶴見がミドルで狙うがブロック。10分、京都橘カウンターQ文字からG河合、F鶴見とつなぎ、再びQ文字へ、フリーでのシュートはバー。超決定機。11分、初橋GKのミスを京都橘I柴田がカット、O仙頭が流し込み2−0。直後に初橋O森永→A榎本絢太。右サイドバックに入り、E片山が右のボランチに上がる。I木匠が右のハーフに回り、F美里がFWに。14分、初橋、右クロスが中にこぼれ、D都甲が潰れてF美里が蹴りこむ。17分、京都橘F鶴見に警告。初橋、右70度25mFK、F美里が右足、C井筒が左足で構え、F美里が狙うがセーブ。この時間帯、初橋ペース。23分、京都橘Q文字→24小屋松知哉。文字はスピードも高さもある逸材だが、スタミナが足りない印象。直後に、京都橘、右クロスのこぼれでG河合狙うがカット。決定機。この直前M伊藤が勇気あるプレー。32分、京都橘M伊藤→J東谷彰哉。FWへ。O仙頭が右のハーフ、F鶴見とI柴田のドイスボランチのフラットな4−4−2へ。バイタルを潰す狙いか?初橋もH前田→25西野耕平へ。前田は力強いプレーが光った。西野はスピード系のFW。40分、初橋ゆっくりつなぎ、F美里へ、更に右フリーも木匠がコントロールシュートを狙うが外れる。決定機。京都橘J東谷はボールを持ちたがるタイプ。この時間帯としてはいいが、ボールを回すチーム戦術にフィットできるのか、疑問だ。43分、京都橘O仙頭→S宮吉悠太。ロスタイム、京都橘GK@大野が負傷しP兼村遼へ交代。こういうことが起きると何かがありそうな気がするが、しかし無事タイムアップ。2−1で京都橘が勝利した。

公式記録を見るとシュート数は7対17で初橋が圧倒しているが、無理目なシュートが多く、試合は互角か、若干京都橘ペースだった。やはり今年は強い。G河合とかF鶴見とかQ文字の個性もかみ合っている。全国でもいいところを狙えそうだ。ただ関西には、強くても全国でイマイチ結果を出せない大阪桐蔭というチームがいて、どこか似ているから一抹の不安も残る。特に京都はライバル校も強いし。初橋もいいチームです。2トップは強力で、そこまでボールをしっかり運べるし、F美里のミドルパスもいい。CB陣もこの日は文字に負けていたが、決して高さが足りないわけではない。いい試合でした。

公式記録

04月18日(月)
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