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サッカー観戦日記
by T.K.
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■総体大阪予選決勝リーグ第3日 金光−近大附 桜宮−履正社
履正社はバルサ・スタイルの4−3−3。しかし思ったようにボールがまわらない。パス回しが上手くなく、チームが機能していない。履正社といえば、大阪桐蔭の台頭以前に、パスがよく回るサッカーで、大阪らしからぬ風を吹き込んだ。今年のチームがパスが回らないのは、たまたまだろうが、それならば無理にバルサ・スタイルに固執しなくてもいいのに、と思った。戦術が個性を殺している。11分、桜宮・宮本に警告。履正社・真砂谷が2列目から飛び出したところ引っ張る。徐々に履正社は桜宮のプレスの前に、バックラインからロングボールを蹴り始める。27分、履正社・O高畑→B黒木タカシ。そのままLB。31分、履正社、スルーパスに田村左シュート、右隅に飛ぶが緩い。キャッチ。桜宮GK亀岡は前に出る判断がイマイチ。34分、履正社・G岡坂→S峰松ヒデタカ。山下がRBに下がり、峰松が上がり目の中盤。真砂谷が右ウイング。桜宮はプレスを掛けて奪って直線的に攻める。しかしそれ以外攻め手がなく、履正社のロングボールの前に効率的に攻撃できない。結局前半は0−0で終了。
前半のシュート数は1対3、CK数0対2、ゴールキック数1対1、クロス数0対2、ファウル数4対11。主審はファウルを細かくとるタイプ。桜宮保護者軍団の声援で、小さなチャンスでも盛り上がるので、桜宮はいい形を作っているように見えるが、やはり履正社ペースだ。しかし2点差をつけなければならないので、苦しい。
後半5分、履正社、L宮本→Q名前聞き取れず。6分、履正社、18番左クロスがバーを叩く。9分、桜宮、左CK、宮本が遠目からヘッド、左隅にとぶが。GK届くかどうか微妙な位置だがDFがクリア。決定機。10分、桜宮・J石井→F内山ユウシ。11分、桜宮、S山中に警告。履正社、Qが右足アウトにかけたシュート、右上バーに直撃。22分、桜宮・N東→M須崎ヨシカズ。24分、履正社・C竹内→K三木シンタロウ。履正社はロングボール一辺倒の攻めになるが、チャンスを作れない。結局0−0でタイムアップ。この瞬間、金光の全国行きが決まった。
履正社はもっとうまくやれたのだろうが、もったいないと思った。うまくやれば、桜宮には勝てたはずだ。バルサ・スタイルのチームが大阪に存在するのは、全体を考えれば大きいが、履正社自体にとっていいことなのか。桜宮は良く頑張るチームだった。
06月06日(日)
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