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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西第5節 草津東−小野 野洲−神戸
8分、GKのクリアをパスミス、神戸・伏見がダイレクト、左に外れる。さらに神戸、裏に抜け片岡が1対1、GKセーブ。9分、神戸・大槻の右CKに下村ダイビングヘッド、0−1。神戸が押している時間帯に幸先よく先制。木村は凄いパワーだ。自分からDFに体を入れて体制を崩すなど、体の使い方も心得ている。野洲は神戸の攻撃力を警戒したのか3バック。しかし星が後方に余るわけではなく、中野・染川と同じ高さにいる。神戸はかつての滝二のようなポジションチェンジがなく、普通のJユースっぽい。試合はしばらく落ち着く。26分、神戸・片岡がパスミスをカット、切れ込むところを野洲・星が倒す。警告。まあ止むを得ないイエローだろう。FKで大槻(右足)長尾(左足)が構え、長尾狙うも惜しくも上。野洲も森下の左クロスがバーをかすめるシーンがあった。30分、野洲・森下の左クロスのこぼれを竹本ボレー、左に外れる。野洲はドリブル突破が思うように出来ず、前線も前からチェックに行ってもかわされるので、徐々に引いてくる。しかし後方と前線の距離がよくなり、流れを引き寄せていく。とはいっても全体的には神戸ペース。31分、神戸・左CK、大槻から大外へ、片岡ドフリーも上に外れる。決定機。直後に野洲のドリブルが倒されFK、梅村崇狙うも壁。左CKに。これをショートで梅村から美濃部へ、梅村崇に戻しドリブルシュート、これが密集でこぼれ至近距離からシュート、これを神戸GK嘉味田動物的反応でスーパーセーブ。JユースのGKは早くから体が出来ていて技術も高く、ハイボールの処理が得意なタイプが多いが、動物的反応が出来る選手はなかなかいない。東京・権田以来のインパクトのあるシーンだった。神戸、ロングスロー得意の下村が入れてつないで、ファー大目がインサイドボレー、決定機。40分、野洲、梅村崇の左クロスが右外の梅村徹に合い、ドンピシャヘッド、上に外れる。決定機。42分、野洲、25mFK、星がロングも左CKに。43分、野洲、右から深く切れ込むもクロスはカット。44分、神戸・片岡へのロングボールで裏を取られかけたところ、星が手を掛けて倒し2枚目の警告で退場。2点目を覚悟するか、退場を覚悟するか、判断の難しいところ。星は1枚目も止むを得ない警告だったと思うし、この退場は非難できないと思う。結局前半は0−1で終了。
手元集計でみるとシュート数5対4、クロス数6対1と野洲は押されている割にチャンスに絡んでいる。サッカーどころというか、小さい頃からストリートサッカーをやっている人間には、耐えて流れをつかむサッカーが出来るものだ。一般的な評価として野洲はサッカーどころではないが、広く滋賀全体で見ると、そこそこサッカーが盛んであり、野洲に入る選手はゲームズマンシップに優れているのかもしれない。ファウル数は2対7。
ハーフタイムで野洲・美濃部→春日。左ストッパーに入り、中野が中央に。梅村崇の1トップ。神戸も片岡→小川。
後半立ち上がりは大人しい。7分、野洲・梅村徹が右サイドからひとりで持ち込むもシュートはブロック。9分、神戸・下村がロングスロー、伏見トラップから反転シュート、こぼれを左足シュート、左上隅に決まって0−2。正直これで勝負あったと思った。実力的に神戸のほうが一枚上手だし、人数も多いし、野洲が突破できるようになった、といっても突破力そのものも神戸のほうが上だ。しかもカウンターの起点になれる頑強なCF木村
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05月03日(日)
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