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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西 草津東−近大和歌山 野洲−大阪桐蔭
立ち上がりは大人しい。8分、近大、右FKをゴール前に上げてきたところ草津東GK村上触れず。しかし何とかクリア。10分、近大・佐藤のフィードをDFラインの裏で受けた松裏が抜けてハーフボレーで決める。0−1。12分、草津東・山本に警告。近大・松浦にサイドを突破されるところを止めた。近大ベンチからは「スピード生かしてタテに行け」と指示が出る。17分、草津東、左CKを短く繋ぎ、グラウンダーの左クロス、ニアで狙うがブロック。20分、近大・テントの陰から松裏が決める。0−2。近大ベンチからはコンパクトに保つよう指示。FWにも前から行かず、ハーフウェイライン付近まで引いて、高めのバックラインとの距離を短くとる指示が何度も出る。しかしFW陣は前から奪いに行きたがる。33分、草津東・上坂の右クロスを古谷がインサイドで決める。1−2。43分、草津東・右パスを石黒、ダイレクトで決定的シュート、セーブでCKに逃げる。点はこれ以上入らず前半終了。

シュート数は前半8対4だが、草津東が押しているわけではなく、近大の秩序あるプレスが光った。草津東はファウル数9とやや多く、苦しい守備が多かった。

ハーフタイム、草津東・増野→橋本。

後半開始すぐ、近大、右FK其原の左足のボールを辻本正面ヘッドもGK正面。超決定機。10分、目の前に第2試合の大阪桐蔭の部員が大挙して登場。ここは部員数を絞っていると思っていたが、50人くらいいる。18分、草津東・藤永→田辺、近大和歌山・溝口→豊田。21分、近大・中神のパスを中村が右上隅に決めて1−3。後半は草津東はなかなかシュートにいけない。近大はハーフタイムで意思統一を図ったようで、プレスが向上している。25分、近大・福島が右から切れ込み左足シュート、右に外れる。直後に草津東が裏へのパスで抜け出しシュートがバーを叩くシーンも。32分、近大・松浦→北村。33分、近大・左FK、ファーに流れる。届かず。35分、草津東・石黒→吉川。36分、草津東・山元に警告。ファウルの際相手にのしかかった。38分、近大。松裏→森口。42分、近大・福島の左シュートをGKセーブするもそのボールがDFに当たりゴールイン。1−4。直後に近大GK田和→後藤。結局1−4でタイムアップ。近大の完勝だった。

後半のシュート数は5対8だが、それ以上に近大がペースを握っていた。勝つべくして勝った。草津東は個人の能力は高かったが、まだ連携が取れていない感じ。

公式記録

第2試合は野洲−大阪桐蔭。関西の高校で今最も全国制覇に近いと思われるチームである。スタイルは全く異なるが、これまでの関西の高校サッカーとは大きく違う点も共通する。

野洲高校は個人が前面に出ているチームだ。前線は積極的にドリブルを仕掛けるし、ポジションチェンジも多用する。守備も1対1が強く、時に無茶なフォアチェックを仕掛け、無理やりボールを奪いに行く。

対する大阪桐蔭はJユースに近いスタイル。バックラインから楽な体勢にいる味方にどんどん繋ぎ、無難かつ確実なパスワークで前線に運ぶ。守備も組織立っていて、バランスを保って確実にボールを奪う。

ところで第2試合の前に、立って試合を観るよりも座ってみるほうが、テントの下から全体が覗けて見やすいことが分かった。第1試合よりは状況がつかみやすくなった。ただ、地面にどっかと座ると、イマイチ気合が入らないが。

入場時、桐蔭は横一列でそのままピッチに入る関西方式の入場。対する野洲はタッチライン際で横一列に並んでから、縦一列になって入場し、再び横一列に並ぶ。


プリンスリーグ関西1部第2節  
野洲高校−大阪桐蔭高校
13時15分 水口スポーツの森 晴れ ピッチ人工芝


野洲           大阪桐蔭
−−美濃部A−梅村崇−− −−−上村−−後藤−−−
−−卯田−−−−梅村徹− −−−−−−−−−−−−
−−−八田−−松田−−− 小川A永澤−−福村−江口
村松A中野−−星−−染川 宮川−中山−−大西−平川A
−−−−−松原−−−−− −−−−−永谷−−−−−

野洲高校  監督:山本佳司
GK 20 松原篤志
DF  2 染川浩太 (3年・大阪セントラルFC)177cm64kg

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04月19日(日)
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