ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
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■全日本ユース(U−15)選手権 G大阪−富山 川崎−山口
    5 菊本侑希 (3年・レオーネ山口U−12)   168/58
MF  6 三宅智大 (3年・レオーネ山口U−12)   170/62
    8 原川力  (3年・レオーネ山口U−12)   173/62
    9 清永丈瑠 (2年・レオーネ山口U−12)   170/62
   11 久村奨乃 (2年・レオーネ山口U−12)   165/55
FW  7 足立翔  (3年・中関サッカースポーツ少年団)173/64 
   10 久永翼  (3年・レオーネ山口U−12)   169/62

リザーブ 
GK 12 佐々木康二(2年・レオーネ山口U−12)   165/58
MF 13 上江洲佑太(2年・レオーネ山口U−12)   163/53
15 小松原康史(3年・レオーネ山口U−12)   168/58
FW 16 河村慎太郎(3年・華浦サッカースポーツ少年団)169/59
17 堀翔馬  (3年・秋芳町立秋芳南中)     168/60
DF 19 杉村隆太 (2年・大嶺サッカースポーツ少年団)165/57
MF 20 秋月優作 (3年・レオーネ山口U−12)   168/67


両チーム入場の際のFIFAアンセムのテープがおかしく、メロディーの高低が変化し、気持ち悪い。

開始2分、山口・足立君がペナ内でトラップでマークを外すところを倒されPK、原川君がGKの逆をつき先制。0−1。試合前は川崎有利かと予想していたが、山口はかなり強いチームだった。中盤は絶えずポジションを入れ替え、1対1ならドリブルを仕掛け、その突破力が凄い。また守備でも1対1に強く、マークを見失うことなどない。1対1の練習を重視しているのだろう。多々良学園(現高川学園)が強くなる前は山口高校の天下だった、山口の勢力分布だが、山口市のレベルの高さを示している。出ているメンバーはレオーネ山口U−12出身者がほとんどを占める。U−12はもしかしたら大規模クラブで、山口市内のサッカー少年の多くを集めているのかもしれないが、それにしても凄い育成能力だ。Jユースはずば抜けた個性を育てきれないことが多いが、このクラブは個性をしっかり育てている。10番久永君の突破力は超中学級だし、原川君の守備力と展開力も凄い。他の選手も攻守にわたって川崎Fに個々の能力で負けていない。川崎は徐々にロングボールをFWに出すサッカーになっていく。ただI大野君H平敷君ともにスペースで受けるタイプでスピード十分なので、脅威になっていた。M軽部君は147cmと小柄だがチーム1のテクニシャンで、パスセンスもあるレフティー。中村俊輔の中学生時はこんな感じだったのか。もっとも中村俊輔の中学生時は見ているはずだが、全く記憶にない。山口は思い切ってバックラインを押し上げる戦術を取っていたが、ラインコントロールの練習ばかり積んでいた、というほど緻密なものではなく、中盤が押しこむのにあわせて、押し上げている感じだ。タテに早い川崎はオフサイドの山を築いていた。山口I久永君はプレッシャー下でもボールコントロールが乱れない。テクニックの高い山口の中でも目立つ。結局前半は0−1で終了。公式記録でシュート数2対5、オフサイド数7対0。山口は緻密なラインではないので、1回でも裏を取れれば1点ものなのだが、なかなか厳しい。

ハーフタイム、川崎・佐藤君→萩間君。右サイドバックへ。石田君が右のハーフ。

開始すぐいきなり、川崎・平敷君がペナ正面フリーのチャンス、GK廣中君スーパーセーブ。10分過ぎには川崎がサイドを使い始め、互角の展開となる。右クロスを大野君がファーでドフリーの超決定機も上に外れる。24分、山口・D菊本君のカットから三宅君につなぎ左クロスを足立君がインサイドで決める。0−2。24分、川崎・奈良君→早見君。互角の攻防が続く。川崎はパスをつなぎサイドを狙う、しかしコンパクトな中盤ではなかなか回せない。残り15分、両者決定機がなかった。40分、山口・中尾君→杉村君。そのままタイムアップ。0−2で山口の勝利。


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12月13日(土)
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