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サッカー観戦日記
by T.K.
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■豊田国際ユース(第2試合のみ)
SBは当初攻撃的な選手が選ばれていた。「カウンターをなるべく受けないこと」を第1とした市船とは方向性が異なっていたのだ。しかしアジアユースの組み分けで中国・北朝鮮・タイと同じ組に入り、2位で通過した場合ベトナム・ラオス・オマーンという比較的楽な組に入り1位通過の可能性が高い韓国と準々決勝で当たる。中国・韓国とも現時点では日本よりも強そうなのでSBには高い守備意識が求められるようになり、結局市船同様にバランスをとれるSBが必要になったわけだ。今回左SBは人材豊富だが、右は手薄だ。そこでバランスの取れる倉田がバックアップ要因としてテストされたのだろう。問題なくこなしていた。セントラルMFとしては相手を個人の力では潰せないし厳しい部分もあるが、RBの他にRHもこなせる倉田の存在はバックアップ要因としてより重要になったのではないだろうか?

FWは全員の状態がベストで布監督が自由に選考できるのであれば、アジアユースは森本、小澤、喜山、伊藤になると思う。ただ森本はツーロンのプレーでU−19代表にも欠かせない存在となり、またアジアユース(U−17)と(U−20)は一部日程が重なるのでどうなるか。小澤も負傷中だし。布監督の好みというか、このチームでFWに求められる仕事は、よく動いて味方からボールを引き出し、前を向いて積極的に自分から仕掛け、シュートに持っていくことだ。この日グランパス・愛知県・豊田市高校選抜でプレーした久保が外れているのは、身体能力を生かしたポストやロングはあっても、突破力に布監督が満足していない為だろう。他の監督ならU−16代表としてアジアユースに出場するかもしれないが。この日は布監督の中ではおそらく5,6番手に位置する、したがって森本・小澤がダメな場合極めて重要な存在である佐藤がスタメンで出場したわけだが、相手に仕掛けるところまでは良かった。しかしシュート意識が薄く、最後はパスだろうとアイルランドDF陣も途中から決めてかかっていた印象があった。小池(奈良育英エースストライカー)はいないのだ。いや、仮にいても、あるいは相棒が森本であっても「自分こそエースストライカー」という意識を布監督は求めているのではないだろうか?結局MFとしてアジアユース出場濃厚な堂柿に交代してしまった。突破力では佐藤に譲る登がストライカー感覚を武器に生き残るか、野性的な平繁か。佐藤が逃げ切るか。

08月08日(日)
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