ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4383660hit]

■クラブユース選手権関西予選 G大阪−C大阪 京都−V神戸
神戸はいつもの4−4−2。中盤から関西Jユースでは随一の組織的なプレスをかける。長瀬が上がり気味。もはや柳川はCFに定着した感もあるが、もともとCBで、ゴツイ選手。

京都がパスを繋ぎ、神戸がプレスを仕掛けて奪ってからのカウンターを狙う予想通りに立ち上がり。序盤は京都のパスワークが上回り、鳥本からの長短のパスがFWに入る。5分には神田から松田へクサビが入り、ウラに落として沈がGK紀氏と1対1のチャンス、紀氏好セーブ。8分には右に開いた鳥本があっさり青戸をかわしてクロスもFWに合わず。11分、押し込んだ状況でハーフ付近に下がった鳥本からペナ外の沈へミドルパス、松田に落としすぐにウラへダッシュ、リターンはわずかに合わず。神戸は安里・長瀬が鳥本を捕らえきれず、中の勝負で後手を踏む。曽我部は攻撃面でセンスが光る。しかし守勢時には厳しそう。15分には神田から鳥本と繋ぎウラへのパスに松田が走るところを大森が倒す。警告はなし。右45度25mFKを阪部がファーに上げる。紀氏難なくキャッチかと思いきや下にこぼしてしまう。誰かが蹴りこみ京都先制。公式記録では阪部の得点となっているが、これは誤りだと思う。神戸も18分、動きのいい曽我部の左クロス、スルスルと上がって中でフリーだった安里のシュートは当たり損ねる。決定機。21分、京都・加地が自陣バックパスをミスし澤崎を通り過ぎてペナ5m外の安里の足元へ、堀が素早く戻り安里にはシュートを許さないが、柳川に落ち着いてパス、これを難なく決めて1−1の同点。共に致命的なミスによる失点で振り出しに戻った。23分、京都・阪部が狙い済ましたロングパス、松田がいいタイミングで走りこむが紀氏が飛び出してカット。決定機。26分、またも京都が神戸のウラへパス、紀氏キャッチミス沈シュート、DFがライン上クリア。決定機。神戸は一向にプレスが落ちないし、局面での激しい守備もできる。一方京都もインサイドの個人能力とパス回しでプレスに勝負。また高い位置を保つ神戸最終ラインの裏を松田・沈が狙っている。ポストプレーは少な目。絶えず27分、神戸のボールキープで増田が京都FWをかわして前に持ち出すところタッチが長く鳥本にカットされて倒す。警告。29分、ハーフ付近の京都のFKで澤崎からペナ外左の阪部がダイレクトボレー、ブロックを誰かがシュート、紀氏好セーブ。決定機。31分、京都・阪部の左クロスがポスト直撃。33分、京都・村田哲郎がケガした模様。プレーは可能。終了間際にも京都の左からのロングフィードに松田が巧みなトラップ、シュートはGK正面。

この暑さの中、神戸のプレスが最後まで持つのか微妙だが良く頑張っている。澤井・曽我部の両サイドハーフも実にタフだ。澤井のスタミナは知っているが曽我部のそれは意外だった。シュート数は6対5(公式8対4)だが京都が押し気味で決定的も多い。神戸は曽我部の突破力以外に攻め手がない。澤井は守備重視だが攻撃面ではこの日イマイチ。パッサーがおらず柳川の足元にも、久門が狙うスペースにもボールが出ない。後半勝負と言うにはスタミナを消耗している感じである。京都は「残り45分頑張ろう」と気合を入れて出陣。ちなみに40分ハーフのゲームである。


[5]続きを読む

05月30日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る