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サッカー観戦日記
by T.K.
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■高校選手権大阪5回戦 清風−金光 Jユースカップ G大阪−東京
東京CBはともに寄せが早い。長身は高橋一人だが、足元に強いDF揃い。インサイドは鎌田があたりに強く、久世がタメを作れる選手で機を見てスルスルっと上がる。元U−17福田はスピードと技術を持ち積極的にドリブルを仕掛ける。左の村田は技術系クロッサー。季はスピードがあり、身体能力も高く体の使い方やジャンプのタイミングがよく空中戦も強い。永露もドリブラー。スタメンに3年生6人、2年生3人、1年生2人。ここまで2勝だが、G大阪には得失点差で3点開いており、直接対決では2試合で勝ち点4を奪わなければ厳しい状況である。先週スカウティングに来阪したらしく、その成果はみられるか?
開始すぐにペナ少し外で東京がFK獲得。宮崎の左足シュートは上に外れる。4分、東京・福田が右から切れ込みクロス、李に合わず。7分、G大阪・家長が3人かわしマイナスのクロス、高橋もきっちりついていたが三木がニアで強引に体を入れてシュート、左に外れる。8分、G大阪・森山からペナ少し外の江口へ、東京DF2人がきっちりつくのを見て右の松岡へ、ここにも村田と久世がつき、與に戻すが素早い寄せにバックパス、これがミスで李に渡りシュート。決定機。東京の狙いはDFが厳しく寄せて三木・江口にクサビを入れさせず、寺田に前を向いた体勢で余裕を与えない、というもの。全体に引き気味で中を固める。その分松岡や家長のサイドには余裕がありそうで、SBが上がればクロスはどんどん入りそうだ。この日も家長はショボ家長ではなく、スーパー家長。攻撃面では2トップをG大阪のCBとSBの間にどんどん走らせて起点を作る意図があり、久世・鎌田からいいパスが出る。動き出しが凄く上手いわけではないのだが丹羽も牧もカットできず、これを受けたFWがどんどん勝負を仕掛ける。12分、G大阪・松岡が右から中へ次々突破するが最後はDFに体を入れられGKキャッチ。18分、與の前が開きミドル、当たり損ねる。21分、東京のロングパスを丹羽が体を入れかけるが、李が上手く回りこみシュートも何とか触りCKへ。SCK村田から福田クロス、ファーから走りこんだ高橋が左足で決めて東京先制。25分、江口のシュートはDFブロック、これを拾った家長から寺田→家長→松岡と電光石火のGパスワークで右サイドへ、河内もタイミングよく上がるが、その河内へのパスが深すぎてGK。決定的なクロスは上がらず。30分李がいいターンで前を向きミドル、弱く三橋正面。32分、三橋の位置を見て東京長ロングループ狙う。32分、江口初めてペナギリギリのサイドに開いてボールを受ける。寺田に落とせないなら松岡・家長に落とすべきで、いい判断だと思う。33〜40分、G大阪のFKやクロスは全てミスし、丹羽がオーバーラップするが有効な攻めにならず、G大阪はやや手詰まり。江口もサイドには流れず。東京もカウンターがイマイチ。ロスタイム、バックパスを受けたうっかり三橋のキックが詰めた李に当たりゴール方向へ転がるが枠を外れる。1試合1度のお約束。結局前半は0−1で終了。
シュート数3(0)対8(2)、CK0対2、GK2対5、クロス6(3)対2(1)FK1対2。G大阪は枠内シュートが1本もなく、可能性のあるシュートも三木の1本のみ。東京はCBとSBの間で受けたFWが必ず突破を狙うためクロスは少ない。前半は東京陣内でのプレーが多く、観るほうにとっては不便だった。隣で某さんが写真を撮ってるが、選手達が遠いのと西日と金網の3重苦で大丈夫だろうか?ハーフタイムで江口に代えてサイドに流れて受けて切り込める平井を入れれば東京の守備の狙いを外せて面白いと思ったが、出口が入った。
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10月26日(日)
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