ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382330hit]
■高校選手権大阪1回戦 大阪学院−槻の木 高槻北−勝山 天皇杯大阪 阪南大クラブ−G大阪ユース
立ち上がりはG大阪のほうがいい。いつものようにパスをつなぎポストに当て、前を向いて次のプレーに入るサッカーができている。2トップもCBも当たり負けせず、中盤は相手に当たるスキを与えない。一方阪南大クは技術面で物足りず、CBのフィードも中での繋ぎも不正確で、伝統のサイド攻撃も不発だ。組織面でもさえず、プレスが効かない。そのためラインコントロールが甘くなり、トップに楔が入ってしまうのだった。7分、家長が左から右へ一気にサイドチェンジ、松岡大きな切り返しから中へクロス、不正確だったがポスト直撃。9分、松岡切り返しでLB46番をかわしゴールライン際ペナに少し入ったところからマイナスのクロスを江口へ、しかしすぐ囲まれシュートならず。12分、家長の後方からの浮き球パスを三木、DFを体でブロックしながら受けてシュート、見事決まりG大阪先制。10分過ぎから阪南大クも落ち着き、サイド攻撃を繰り出す。20分にはRH73番のクロスに13番が突っ込むがシュートは当たり損ねる。これが最初の決定機。22分、家長のクロス、三木に惜しくも合わず。26分、鍋谷の左クロスが高さのある中澤に頭に合い阪南大ク、同点に追いつく。28分、この試合キレている松岡が単独ドリブルからシュート、阪南大ク辛うじてCKに逃げる。31分、阪南大ク、26番から73番へ、森山を引きつけタメにタメてRB高橋へ、トップスピードでタテに進みクロス、またも中澤のヘッド炸裂で阪南大ク逆転。この時間帯から阪南大クペースで進み、サイド攻撃が続く。左CKから高橋のヘッドがマウスを襲うが、G大阪DFクリア、さらに鍋谷のクロスがファーでフリーの44番へ、しかしスタンディングヘッドはまさかの枠外。42分、河内のフィードを三木が落とし、家長25m右足ダイレクトで決めG大阪2−2と追いつく。流れと無関係というか、唐突なゴールだった。
後半も入りはG大阪のほうがいい。阪南大クは実戦慣れしていない感じだ。2分、22mFK寺田のキックは大きく右にそれる。3分には松岡の右クロスが三木へ、しかしトラップは流れてしまった。さらに寺田のスルーパスを三木、DFを体でブロックしながら受けシュート、前は開いていたがポストに当たる。6分、G大阪のGK三橋へのバックパスに阪南大ク、中澤もよく追いかける、三橋はキックを中澤に当ててしまい、中澤は冷静にGKの上を抜くシュートを決めハットトリック達成。10分、阪南大ク54番→57番。いきなり思い切ったシュートを放つ。しかし阪南大クはどうも流れを掴めない。16分、G大阪・松岡が中にドリブルから江口へスルーパス、これを決めて3−3の同点に追いつく。19分、G大阪・佐藤→岡本。家長をトップ下に置き、岡本が左に入る。20分、ペナ右コーナー付近からペナのラインを横切るように松岡、岡本へパス、45度の角度でのフリーでシュートもGKセーブ。直後阪南大クはハットトリックの中澤を下げて俊足の90番を投入する。ケガでもないし、謎の交代である。24分、カウンターから90番が牧との1対1のチャンス、しかしややバランスを崩し突破できず。阪南大クはRB高橋→52番と交代。この暑さ(33℃)で湿度も高い悪条件だが、G大阪はペースが落ちない。むしろ阪南大クの方が落ち気味になった。27分、家長のスルーパスを三木が体を上手く使い受けるがシュートは枠から外れる。30分、江口のシュート、これも枠外。直後寺田、三木へのパス、52番がよく戻り体を寄せて防ぐ。31分、CKのこぼれを家長が狙うが宇宙開発。32分、阪南大ク57番の左クロスを90番ヘッド、三橋左手1本で好セーブ。34分、25m右60度FK、蹴るのはもちろん家長、しかしファーにふわりと上げたボールの先には誰もいない。35分松岡の右クロスが三木へ、超決定機だったが5番のブロック、というかシュートを当ててしまう。38分、三木のスルーパスに寺田が抜け出す。飛び出したGKの上をチョコンとかわすシュートも52番が戻りながらライン手前でクリア。ピンチの続く阪南大クだが驚異の粘りでよく耐える。しかし41分、右からのFK、家長のボールが江口の頭に合いついにG大阪が再逆転。43分には三木→出口と交代しつつきっちり時間稼ぎもしてG大阪が逃げ切った。
[5]続きを読む
08月31日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る