ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4380642hit]

■高校選手権和歌山大会決勝 初橋−和北
後半の入りは初橋がいい。45分(後半5分)J岡村がH小川に入れて、決める。1−1。48分、和北D岡本に警告。50分、初橋H小川キープから落としのパスは合わず。55分、初橋㉓西淵カットインシュートはキャッチ。西淵は目立つというほどではないが、1年生でこれだけやれるなら有望ではなかろうか?和北も久しぶりにI田村からスルーパスJ楠見へ。57分、初橋D間宮に警告。シャツ引っ張った。64分、和北I田村のスルーパスがH桂に通り、裏を取られた初橋L若松がペナ手前で倒し一発退場。決定機阻止。このFKは壁。和北はセットプレーでトリックプレーを混ぜながら迫るがイマイチあってない。H桂のポストプレーからJ楠見抜けてG上田シュートは上に外す。決定機。初橋S大谷→F梶川絢清い。FWを1枚下げてD間宮をセンターバックに下げて守る当然の策。75分、和北G上田に警告。ラフ。とは言え初橋に露骨なダイビングが増えてきた。初橋に退場者が出たのだから、バランスをとって和北にも退場者を出すよう仕向けているのだろうが、1級の花川主審はしっかりしている。初橋はH小川→㉑名願央希。結局後半は1−1で終了し、20分間の延長戦へ。

和北は主力のI田村F中川→K伊藤瑠我㉕中尾愛斗。ドリブルに切れがなくなっていた。87分(延長前半7分)、カウンターから初橋㉑名願が裏を取り1対1を沈める。2−1。このままだと和北は完全な勝ちゲームを自ら失う展開だ。延長ハーフタイム。初橋I中井→㉒河井章人。和北J楠見→L大石智生。以降交代略。98分、和北フィードにH桂合わせて2−2と起死回生のゴール。結局ゲームは引き分け。全国への切符はPK戦へ。

和北L成功。逆を突いて左。
初橋J失敗。左をセーブ。
和北A成功。左上。
初橋㉓失敗。右をセーブ。
和北E成功。右隅。
初橋N成功。逆を突いて左。
和北C成功。右。

結局PK戦の結果和北が全国出場を決めた。

和北について。相変わらずドリブルは冴えたし、ショートパスもつながった。しかし大きな展開がなく、どんどんサッカーが狭くなった。それをこじ開けるのが和北のスタイルともいえるが、大きな展開やバックラインに下げずして全国レベルのチームを攻略できるとも思えない。あとゲーム運びの拙さと決定力。相手を見て逆を突くドリブルが出来るのは長所だが、ドリブルはあくまで相手を崩して決定的なパスを通すため、という意識が田村以外は欠けていた。そして守備面での高さの無さも問題だ。セットプレーを活かせなかったのも高さ不足にある。守備力については全国までにできることは中盤の守備力を上げることだ。攻守に課題は色々あるが、会場を味方にするタイプのサッカーなので、ドリブルという魅力を打ち出しつつ、勝つ方策を探ってほしい。

11月18日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る