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サッカー観戦日記
by Ｔ．Ｋ．
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■Ｊユースカップ２回戦 京都−水戸
立ち上がり、水戸がゆっくり京都の前でパスを回す。しかしポゼッションは高くても、危険な地域に入ってこず、脅威になっていない。E藤枝は判断が早くJ鯉沼、Q甲高はともにポストに入る。もっとも甲高はかなり引いてのポストなので脅威になっていないし、京都センターバック陣が優勢だが。F松本は周りがよく見えている。しかし受けて立った京都が徐々に支配を上げていく。それでもセンターバックがボールを持ててロングフィードがあることを研究していたのか、水戸は前からプレスをかけてバックラインもコントロールして天秤を極端には傾けさせない。８分、京都㉕中野、レフティーだが右足でシュート、正面。決定機。更にI福岡のスルーパスにN野浜左クロスはカット。福岡はのびのびとプレーし、ゲームを作りスルーパスも常に狙っている。ただし水戸はセンターバック陣が跳ね返し続ける。特にH服部を徹底的にマーク。高さでもパワーでも負けていない。チーム全体としても当たり負けせず、それが京都のパス回しへの抵抗となっている。１５分、京都A竹島スルーパスがH服部に通るがスライディングタックルでギリギリカット。水戸もA手塚からJ鯉沼に当てて㉒澤田クロスは合わず。決定機。こういう崩しを水戸はしたいのだろう。更に２７分、左クロスにJ鯉沼がニアで合わせゴールネットを揺らすが外側だった。しかしワンタッチあったか、それで得た左コーナーをJ鯉沼がヘッドで決めて０−１と水戸がリード。２９分、水戸、正面２２ｍＦＫ、I出口のキックは壁。２９分、京都I福岡が左を飛び出しクロスはカット。３２分、京都サイドチェンジ、N野浜が左シュートは右上に外れる。３８分、水戸J鯉沼がポストターンシュート、ブロック。京都もN野浜シュートは左に外れる。このゲーム野浜が好調だ。前半終了。水戸の流れのまま終わった。
後半開始。京都は野浜に代えて㉘中野瑠馬を入れ、左右にドリブラーを置き、仕掛けるが水戸も複数で囲み突破させない。それでもI福岡、E杉田が空いてパス回しが早くなる。しかし水戸のインサイドも強力で守勢でも攻勢でも強い。体重差がある中よく当たってデュエルでも負けない。５９分、京都、正面２５ｍＦＫに㉕中野の左足は左に外れる。６９分にも左８０度２５ｍＦＫを活かせず。もしかして、負ける？というサンガタウンが異常な雰囲気になり、飲まれたか、７６分、㉕中野桂太が不用意なファウルで退場。しかし京都は１９０ｃｍのD井上をいれてパワープレーに出る。次々に入れるロングプレーを水戸は跳ね返し続けるが、８９分、ＣＢが手を使ったファウルでＰＫになり、これを京都H服部が右隅に決める。１−１。延長へ。
しかし水戸はD久保田をセンターバックに入れてB今井を左サイドバックに回し高さ対策をすると、９６分（延長前半６分）、右を崩し、最後右パスにI出口がスライディングシュートを決めて１−２と勝ち越し。京都はQ小宮を右ハーフに入れるが何ともならず、結局、水戸がジャイアントキリング達成。１−２で勝利した。
水戸について。Ｊ２で通用するレベルの選手はいなかったし体格も物足りなかったが、Ｊユースが成長する過程でぶつかる戦う姿勢は問題なかったし当たり負けしないフィジカルも見事だった。とにかくベーシックな身体能力を高めれば、Ｊのアカデミーとして問題ないレベルまで達するだろう。関東はプリンス昇格が大変だから……。
10月20日(土)
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