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サッカー観戦日記
by T.K.
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■プリンスリーグ関西 金光−神戸弘陵
正直言って金光大阪のほうが強かった。カップ戦スペシャリストの感がある金光大阪からすると、これほどリーグ戦に強い金光大阪は初めて見る。プリンスに昇格してから上位につけたことはなかったが、今年は別なようだ。対する神戸弘陵は春先と評価を変えざるを得ない。チームを作り直しの段階だろうが、関西最強とは到底言い難い。全国高校総体に出場したが、冬は何とも言えない。春先の強さからすると夏冬全国も予想されたのだが、現状では激戦区・兵庫制覇はなかなか難しい。何とか立て直してほしいのだが。何より春に関西最強だと思った中盤、特にインサイドが機能していない。

公式記録



ちなみにこの日のメインはナイトマッチのJ1、神戸対G大阪だった。チケットは発売日の発売時刻に抑えたが、直前にイニエスタが怪我、ポドルスキ―は一発退場で出場停止という状況。メインの神戸黄金コンビが見られないのかと思ったら、イニエスタは復活してスタメン。イニエスタは年俸32億円、しかも手取りという話がある。プレーがシンプルで合理的で、ボールを浮かせるトラップすら、それが合理的な選択だからで一切無駄がない。身体の上下動もなく、凄いバランス感覚だ。身のこなしが武道の達人みたいだ。私は06年にカンプノウでバルサを観ているが、当時すでにメッシは10代でレギュラーだったが、イニエスタのポジションはポルトガル代表、ダニがいて、まだ控えだった。しかし天才の煌めきは凄いと思った。遊びのあるプレーも天才の証明なら、無駄の一切ないプレーも天才の証明だ。左サイドバックのタイ代表ティーラトンの左足も良かった。とは言え、神戸は圧倒的戦力で押しながらもG大阪のラフプレーに流れを奪われ、機能不全に。そしてこのゲームが吉田監督の最後のゲームだった。後任監督は超大物・リージョさんだった。このレベルが急きょ来るわけがない。あらかじめ決まっていたのだろう。スペイン最高の理論派だ。いよいよ神戸のバルサ化が進みそうだ。イニエスタと同時に育成コーチもバルサから来たことだし、親会社の楽天が世界を目指す企業ということが分かる。

09月15日(土)
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