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サッカー観戦日記
by Ｔ．Ｋ．
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■デンソーチャレンジ 全日本−関東Ｂ北信越 関東A−関西
立ち上がりから個々の能力に優る全日本がボールを支配する。しかし関東Ｂ北信越も組織的に耐える。全日本はＧＫ小島、左サイドバック小池、左ＣＢ宮がレフティー。K小島は安定したキックと小まめなコーチングでバックラインをコントロール。完成度の高い選手だ。Ｕ−１９アジア選手権初優勝チームのレギュラー。A小池は素晴らしいスピード。優れたサイドバックを輩出することで知られる新潟ユースの傑作がまた一人。㉒宮は圧倒的な高さで空中戦に圧勝、潰しも素晴らしい。D鈴木は空中戦を宮に任せてカバー担当。クレバーな選手だ。ミスも少ない。ただしロングフィードや激しい潰しが少なく、スケール感に欠ける。E高尾はバランスを見つつタイミングを図って上がり、ミスは全くなく、スピードもある。何よりアウトサイドだけでなく、中を持ち上れるのが魅力。C柴戸は激しい潰しと寄せが魅力。D鈴木がキャプテンじゃなかったら彼がキャプテンじゃないかなあ？ミスも少ない。潰し屋系ボランチとして期待大。M脇坂は長短のパスで味方を操る。しかも判断が非常に早い。守備でもタイミングよく顔を出し、インターセプトも地道な寄せも出来る。G名古はカットイン多用のテクニシャンだが、あまり効果的にプレーできていなかった。裏に飛び出したり、中で受けたりできず、受け方の工夫が足りなかった。P三苫はドリブラー。速い。またトップスピードに乗るのも早く、受け方もいい。O旗手は裏狙いでボールの引き出し方が上手いストライカー。Hジャーメインは頑強な肉体を活かしたワイルドなプレーが魅力。ヘッドも高い。曲者揃いの全日本は相当なポテンシャルがあると思いました。
対する関東Ｂ北信越はB楠本が空中戦でよく抵抗。ＧＫK蔦が素晴らしい反応を見せ、決定機を何度も阻止。J中原は素晴らしい左足キックを披露し、セットプレーも担当。A会津もいい右クロスあり。I石川は柴戸に大苦戦しながらもゲームメイク。H瀧本は空中戦で宮の完敗するも、足元に納まり、起点を何とか作る。L高橋にはかなり負担がかかったと思うが、適切なポジショニングを取り続け、運動量もあった。E手塚は確実な技術でタメを作れる。
１２分、右クロスをO旗手が合わせ１−０。１３分にも右から連動して崩しO旗手が決めて２−０。２７分、右から崩しI石川が追撃のゴール。２−１。２９分、A会津の右クロスをO戸嶋ボレー。２−２。３４分、C柴戸に警告。バックチャージ。終了間際、全日本が左裏にスルーパスを出し、旗手がＧＫと１対１になったところをA会津が故意に後方から倒し、決定機阻止で一発退場。時間帯や展開を考えたら、はっきり言って愚かな退場だった。大人しく失点しているべきだった。このＦＫは決まらず、前半は２−２で終了。
後半、関東Ｂ北信越はE手塚が右サイドバックに。瀧本が１トップの４−４−１に変更。しかし格上相手に退場者を出しては苦しい。４９分、H瀧本が必死の守備で警告。５４分、全日本O旗手のダイレクトボレーが関東Ｂ北信越に当たりオウンゴール。４−２。５６分、右クロスにC柴戸合わせ５−２。完全にゲームは壊れてしまった。以下交代選手省略。６４分、スルーパスにA小池抜け出し決めて６−２。６６分、タテ一本にP三苫抜けて７−２。７０分、左裏を取ったP三苫が決めて８−２。全日本もペースダウンするも９０分、A小池の左クロスをG名古押し込み９−２。９２分、I松田天馬のスルーパスにG名古飛び出し流し込む１０−２。タイムアップで全日本が決勝進出を決めた。
まあ個人能力も組織力も全日本が上だったが、関東Ｂ北信越が無謀な攻めに出て裏を取られまくった。壊滅的に弱いわけではなかった。選手たちは全日本へのアピールのつもりだったのだろうか？しかしこの日の出来では推薦できるような選手はいなかった。
関東Ａ 関西
−渡邉−ディサロ−新垣− −−−竹下−−長谷川−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
荒木−鈴木−−守田−熱川 山本−田中−−藤原−國分
−−鳥海−鈴木−眞鍋−− 岩崎−荒木−−菊池−吉村
−−−−−長谷川−−−− −−−−−上田−−−−−
関東Ａ 監督：三浦佑介
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02月18日(土)
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