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サッカー観戦日記
by T.K.
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■JFL第1節 FC大阪−栃木U
前半シュート数7(2)対1、CK数6対0、GK数1対8、オフサイド数0対1、クロス数6対0、ファウル数2対5、FK数3対2。誰が見てもFC大阪有利と分かる数字だ。栃木Uは㉕若林が孤立していて、しかも全盛期の若林ならそれでも何とか起点になって味方につなげたりする凄みがあったが、36歳になり、運動量は落ち、当たりにも弱くなり、ちょっと目立つ程度の普通のJFLレベルの選手になった。とは言え、衰えたら衰えたなりのステージで地元栃木のサッカーの為に何かを残そうとする姿勢は素晴らしい。こういうすべての選手を私は尊敬します。そして引退目前のJリーガーはトップクラブから地元クラブに移籍して経験を伝えて引退してほしい。今年でいえば鹿島→北九州の本山雅志みたいに。それが日本サッカーを一層豊かにする。

さて後半、2分、FC大阪、左CKで㉑ジュニーニョのキックにL岩本ドンピシャヘッドも吸い込まれるように栃木U、GK蜂巣の正面へ。51分栃木U㉗浜根→㉛畦地。54分、相手GKのキックをカットしたJ川西が左をトップスピードで突っ込みカットイン、タッチ流れてこぼれるが自ら決める。1−0。絵にかいたようなカットインシュート。11分、F濱中の鋭い右パスをI四ヶ浦中でシュートも右上に外れる。超決定機。この時間帯、栃木ウーヴァが初のCKを迎えるがFC大阪がゾーンで守る。ホントCKをゾーンで守るチーム増えたなあ。65分、FC大阪、右CKにJ川西ヘッドもセーブ。超決定機。左CKをQ浜崎ヘッド、バー。超決定機。撃てども撃てども入らない。69分、栃木U、N足立→㉘宮下。32分栃木U、㉕若林がポストから鮮やかにターン、シュートは上に外れる。観客なんと1068人。明らかに動員の為だが多い。子供たちの手本にJFLは良き場だ。80分、FC大阪㉑ジュニーニョのパスにG田中裏を取り、潰れたところをI四ヶ浦叩き込む。2−0。82分。栃木U、I内山→㉜神谷。84分、FC大阪、カウンターからG田中がカットイン、DF触りGKキャッチ。撃てた。決定機。80、。栃木US松田の左クロスを㉚阿部が逸らし㉕若林ヘッド炸裂!2−1。FC大阪㉓中谷→㉟ゼ・ロベルト。90分、FC大阪GK、オーバータイムでまさかのペナ内間接FKを食らう。JFL選手たるものが何という愚かな失敗。しかし栃木Uはこのチャンスを活かせず、FC大阪が2−1で逃げ切った。

後半シュート数7対3、CK数4対1、GK数4対5、オフサイド数2対0、クロス数2対0、ファウル数2対2、FK数1対1。

誰がどう見てもFC大阪ペースだったと思う。ジュニーニョからのパス出しは常に危険だったし、ワントップ田中は引く必要がなく、自在に裏を狙えた。四ヶ浦、川西らは何度もトップスピードで突っ込んだ。そして決定機の山を築いた。しかし決め切れず、そういう意味では栃木Uの流れだったと言えなくもない。しかし運の味方があったにもかかわらず、勝利をたぎりよせるだけの力はなかった。FC大阪は会計部門が不透明なためJ準会員申請は認められないと言われているが、力だけなら上位を狙えるのだろう。


公式記録

03月06日(日)
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