ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4381605hit]

■奈良県高校新人戦 ブロック決勝 郡山ー東大寺 奈良育英−高田
雑感としては4−0になってからの勝負なので実力的には3−1くらいの差かな、と。東大寺はせっかく囲んでもまとめて突破されるシーンが目立ったので、個人の守備をもう少し厳しくすれば奪える。戦術理解は超高校級だが、個人能力あっての戦術なので。なかなか興味深いチームだった。郡山は今年も繋ぎ倒すサッカーを志向しているようだ。こちらもプレスにかかっていたので、小さく小さくつなぐのではなく、バックラインで大きく回せば、東大寺のプレスにかからなかったかと思う。ややサッカーが細かすぎた。いずれにせよ、夏までには両者大きく成長するだろう。



奈良県高校新人戦 ブロック決勝
奈良育英−高田
奈良県フットボールセンター 12時 晴 人工芝

奈良育英         高田
−−−十番−−十六−−− −−−九番−−七番−−−
−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−
七番−八番−−六番−九番 十一−四番−−八番−六番
十七−二番−−四番−五番 三番−五番−−三九−二四
−−−−−一番−−−−− −−−−−二一−−−−−

まずは体つきが全然違う。圧倒的に奈良育英のほうがたくましい。10番は力強いダッシュ、17番は大胆な飛び出し、5番はいい距離感でバランスを保ちつつ、味方を鼓舞する。高田は11番がキーマンで仕掛けがある。奈良育英、2分、4分と右CKを8番担当。6分10番の折り返しを16番蹴り込む。1−0。高田も7番から9番へのパスはカットされる。10分、奈良育英10番力強い左突破、マイナスに折り返し8番シュート、上に外れる。決定機。直後にも10番左突破からクロスを5番シュートも高田11番戻ってブロック。13分、高田FKから4番ミドル、右上に外れる。17分、奈良育英2番→13番。ボランチに入り、6番がCBへ下がる。右CK8番が蹴るが逸機。18分、奈良育英5番の右クロスを9番シュートは左ポスト。決定機。19分、左CK、8番のキックを5番シュートは上に外れる。決定機。21分、高田11番ポストから9番シュートに行くが届かず。23分、奈良育英10番スルーパスに8番シュート、左隅に決まる。2−0。この辺りで高田の息が上がっている。奈良育英は速い攻撃一本やりで緩急がないが、スピードとスタミナに絶対の自信があるのだろう。例年と比べるとずば抜けた選手はいないが、全体の質は高い。あとはテンポを代える選手がいれば面白い。26分、17番のフィード。8番の左クロスを16番トラップしてサイドネットに決める。3−0。28分、5番の鋭い上がりからシュートは上に外れる。決定機。29分、9番の右クロスに16番ヘッドは郡山GKキャッチ。決定機。7番の左クロスに9番落とし7番押し込む。5−0。38分、7番の左クロスに16番シュート、セーブ。決定機。FKを9番シュート、決まって6−0.ロスタイム、右クロスを17番決める。7−0。前半終了。正直既に高田は力尽きている感がある。走り負けしていて、しかもバックラインが下がっているので奈良育英が後方からどんどん上がり、スペースを与えて攻め込まれる一方で、スタミナも消費していた。

前半シュート数16(11)対2(0)、CK数4対0、GK数1対7、オフサイド数1対0、クロス数16(8)対3、ファウル数5対0。まさに一方的だった。高田はこのまま負けると何も収穫のないゲームになってしまう。せめて奈良育英の素早い攻撃の起点のドイスボランチ8番と6番に激しくいくとか、出来なくていいからバックラインをコントロールしてオフサイド取りに行くとか、サイドハーフが奈良育英サイドバックにきっちりついて行くとか守備のやり方を工夫しないと。


[5]続きを読む

01月17日(日)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る