ID:40506
サッカー観戦日記
by T.K.
[4382750hit]

■高校選手権大阪大会ラウンド16 履正社ー関大一 関大北陽−阪南大高 仰星ー金光
履正社はプレミアの4−4−2からはっきり例年の4−3−3に戻している。プレミアでは格上ばかりなので支配されることを前提にスペースを潰しに来たが、高校選手権では逆に支配できるので、ならば攻撃力を上げてきたのだろう。今年は全員3年生でG林、I牧野という攻撃の二枚看板とボランチ川畑が注目選手だ。と言うかプロから声がかかってもおかしくないレベル。立ち上がりから支配する履正社とよく走る関大一というお互いにらしさを出したサッカーを見せている。中盤を広く使い振り回す履正社に対して関大一もスライドが早くスペースを潰して自由を奪いにかかる。8分、H菅原から裏のG林へ、GK外しシュートがDFがカバーしてブロック。決定機。13分、I牧野が得意のカットインシュートは左に外れる。牧野の武器は左から切れ込んでシュートやパスの形を持っていること。林は身体の強さを活かした飛び込みとサイドでのタテ突破。それを支えるのがC川畑のボール狩りからの展開力である。D安田は屈強なCB。L清は身長の割に高さがある。これに対し関大一はB丹羽にロングキックがあり、K村上がよく走り、足元も確か。O橋本は完成度の高い左サイドバックでG林のタテを警戒して、中に誘っている印象がある。林にはカットインからの左足シュートはないから。L才木は競り方が上手い。16分、履正社G林がカットしてH菅原に預けダッシュ、リターンを受けるがオフサイド。17分関大一G足立が左CK、クリアを誰か?シュートも正面。FKはほぼ足立が担当。中体連出身とは思えないほどキックがしっかりしている。23分、履正社カウンター、牧野が右に現れ、E小川に出すが届かず。E小川は柔軟な選手で攻守にバランスを取りつつ飛び出しもある。25分、履正社C川畑ミドルは左上に外れる。決定機。27分には履正社F田中がミドル、右隅に飛ぶがキャッチ。決定機。32分、履正社サイドチェンジ、右で林がタメてH菅原ミドル、左に外れる。決定機。37分、関大一、L才木からG足立リターンをL才木に出すがGK飛び出しクリア。38分、履正社B佐藤の左クロス、GKナイスパンチ。40分、関大一G足立の右FKにO橋本飛び込むが届かず。結局前半は0−0で終了。

前半シュート数5(2)対1、CK数0対2、GK数2対10、オフサイド1対0、クロス2対2、ファウル数6対7。はっきり履正社ペースだったが、両者守備で奮闘する激しいゲームだった。履正社は全員出来が良かったが、それを封じた関大一の走力も見事だ。ただし後半スタミナが持つかどうか不安も残る。

後半開始。44分(40分ハーフ)、履正社I牧野カットインシュートが右隅を襲うがGKセーブ。決定機。関大一GK山本はなかなかの好選手。そして右サイドバックH岡崎は背番号が示すようにFWがスピードを買われてコンバートされたんじゃないかなあ?牧野が超高校級の選手ということを差し引いてもカットインを何度も許しているのだが。右CKはクリア。45分、関大一J平井に警告。故意。FKは壁3枚。牧野のキックは大きく上に外れる。履正社もL清がトラップミスを奪われ倒し警告。G足立のFKは壁に当たる。決定機。54分、関大一L才木のスルーパスにM梅田飛び出すがGKクリア。惜しい。ここから両者激しい守備での潰し合いが始まる。関大一は前半よりも守備が出来ていて、履正社のシュートに行かせない。CFH菅原をよく潰し、中盤も走り、履正社が後方での大きなパス回しもスライドが早く、いいフィードを許さない。履正社も能力の高い中盤が守備能力の高さをみせ、関大一のカウンターを許さず、シュート0の時間帯が続く。65分、関大一、カウンターからM梅田がいい右クロス、ファーでJ上田ヘッド、わずかに左。決定機。67分にはM梅田がいい中央突破、履正社右CKに逃げる。いつの間にか履正社E小川→J西村光明。この選手も能力の高いアタッカー。突破が出来高さもある。ただ前線で起点になるプレーは菅原の方が上手いので中盤上がり目に入る。72分、履正社、右CK、I牧野のキックにA

[5]続きを読む

10月31日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ

[4]エンピツに戻る